メルセデス・ベンツがついに「ミトス」を6月に公開するもよう。入手できるのは厳選された顧客のみ、「フロントウインドウはなく、高速走行にはヘルメットが必要です」

｜　メルセデス・ベンツもマクラーレン、フェラーリ、アストンマーティンに続き「スピードスター」へと参戦　｜

おそらくいくつかの国では合法に登録できないが、コレクターはそれよりもスタイリングを重視するだろう

さて、メルセデス・ベンツは少し前に「高利益率製品群に特化する」という発表を行っており、ここで示されたのが「マイバッハ、Gクラス、AMGへの注力、そして超少量限定生産モデル”ミトス”の新規投入」。

加えてマイバッハモデルの拡充についても言及し、つまりは全社挙げての上級移行を示唆しているわけですね。

「ミトス」はメルセデス・ベンツにとって大きな意味を持つ

そしてこの「ミトス」について、これは車名ではなく「シリーズ名」。

フェラーリでいう「ICONA」のようなイメージで、過去のメルセデス・ベンツの名車のイメージを現代のクルマをベースに蘇らせ、ごく限られた少数の”メルセデス・ベンツにとって重要な”顧客にのみ販売されるクルマです。

そしてこのミトス第一弾については、メルセデスAMG SLをベースとし、300SLにインスピレーションを得たロードスターになると言われており、しかしちょうど2年前にこの計画が公表されつつも今に至るまでなんらその情報がなかったというのが今日までの流れ。

しかしながら今回、メルセデス・ベンツが顧客向けに行ったと思われるプレゼンテーションを隠し撮りしたと思われる画像が流出していて、報道によると2024年6月6～8日に「ミトス・メルセデスAMG SLスピードスター」の実車を披露する予定であり、そのプライベートプレビューは、ドイツのジンデルフィンゲンにあるセンター・オブ・エクセレンスにて行われる、とのこと。

その招待状はすでに選ばれた顧客に発送されているといい、そこには「非常に低いシルエットを持ち、ルーフやフロントガラスがなく、モータースポーツのハローロールプロテクションシステムを備え、高速運転体験にはヘルメットの使用が必要なオープンビークルコンセプト」であると記載されているとのことで、メルセデス・ベンツのCEO、オラ・カレニウス氏は、これを「世界で最も望ましい車」と呼んでいるとされるため、その期待はいやがおうにも高まります。

そして「フロントガラスなし」というところからすると、以前に語られていたような300SLベースというよりも、さらに前の時代のレーシングカーにインスピレーションを求めている可能性もありそうですね（ぼくとしてはメルセデス・ベンツ SLRマクラーレン スターリング・モスの再来を期待）。

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参照：The Supercar Blog, Mercedes-Fans