| フェラーリはまだまだ大量のニューモデルを用意している |
おそらく、SF90ストラダーレ後継モデルは「よりアグレッシブな」デザインを採用することになりそうだ
さて、フェラーリは先日12チリンドリ/12チリンドリ スパイダーを発表したところですが、今後まだまだニューモデルの発表が続くものと思われ、ここからはSF90ストラダーレ/SF90スパイダー後継、296GTB/296GTSのスペシャルモデル、ローマ後継、そしてラフェラーリ後継ハイパーカーの発表が期待されています。
そして今回、我らがスーパーカーカーストーカー、Varryx氏がインスタグラムにアップしたのが「SF90ストラダーレ後継」と見られるスーパーカーのプロトタイプ。
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今回目撃されたプロトタイプは厚い偽装に覆われており、一見するとその下にあるのがどういったクルマであるのかを判別することは難しく、もしかすると(デイトナSP3に続く)ICONAシリーズのようにも、フオーリ・セリエシリーズ(ワンオフ)のようにも見え、しかしドアミラーやサイドウインドウ形状を見てゆくと、SF90ストラダーレに近く、よってこれはSF90ストラダーレの後継モデルだと考えるのが妥当なのかもしれません。
この試作車は厳重にカモフラージュされているので、SF90ストラダーレ後継モデル(もしかすると違いかもしれない)がどんなデザインを採用するのかを知ることは非常に難しく、しかしその大きな変更点はリアにあるようにも。
テールパイプの位置は変わらずとも、テールランプにLEDバーを採用しているようにも見え、となるとフェラーリは「伝統の4灯」を廃止し、SF90 XXにヒントを得たスリムなライトユニットに置き換えられる可能性もありそうです。
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12チリンドリにも採用されていますが、12チリンドリの場合は「バー内の発光ユニットを分割」することで擬似的に4灯を再現しており、もしかするとSF90ストラダーレ後継モデルでも同様の手法を採用するのかもしれません。
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なお、フェラーリのリアにおける一つの伝統が「丸4灯」テールランプであり、フラビオ・マンゾーニ氏時代になってからはこれが「新解釈にて」復活していて、しかし「丸(完全な円形)」ではなく上下に押しつぶされる形でデザインされ、これは「スリムに見せたかったから」だと説明されています。
ローマのテールランプも4灯の新解釈だと言って良いかもしれませんね。※この前の世代のフェラーリでは、多くが「丸2灯」を採用している
こういった傾向を考慮すると、SF90ストラダーレ後継モデルには「よりスリムな」テールランプが与えられると考えて良いかと思いますが、このほかスパイフォトではリアエンドが大きく盛り上がっていることも確認でき、もしかすると330P4や同年代のレーシングカーのように、より強調されたダックテール形状のリアスポイラーが与えられるかもしれません。
もちろん、SF90ストラダーレも(やはりフラビオ・マンゾーニ氏の意向に従い)1960-1970年代のフェラーリのレーシングカーの要素が取り入られているわけですが、デイトナSP3で見られるように、それが”さらに顕著に”なるのでは、ということですね。
余談ではあるものの、今回のプロトタイプが出てくる通用門のようなところが「ファクトリーツアーの集合場所」に指定されており、運が良ければ今年秋の訪問時にはなんらかの試作車を見ることができるんじゃないか、と期待しています。
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