
| やはりこれだけのパワーを路面に伝えるには4WDでないと難しい |
一方、「走り出してから」の加速は「軽量、後輪駆動」のほうが有利という事実も変わらない
さて、これまでにも様々な企画を実現させてきたcarwowですが、今回はチャンネル登録者「1000万人突破」記念としてなんと「ブガッティ・シロン・スーパースポーツ vs ケーニグセグ・ジェスコ・アタック」という超豪華なドラッグレース動画が届けられることに。
なお、舞台となったのはドバイだと説明されており、これら2台を同時に手配できるのが「ドバイしかなかった(さすがドバイ)」のだと思われます。
ブガッティ・シロン・スーパースポーツ、ケーニグセグ・ジェスコ・アタックはこんな仕様を持っている
そこでまずこの両者のスペックを見てみると、ブガッティ・シロン・スーパースポーツは8リッターW16クワッドターボエンジンを車体ミッドに積み、7速デュアルクラッチを介して4輪を駆動します。
エンジン出力は1,600馬力、車体重量は1,995kg、この車両の価格はオプション含め約9億円とのこと。
そして対するケーニグセグ・ジェスコ・アタックは5リッターV8ツインターボエンジンを搭載して9速マルチクラッチAT経由で後輪を駆動し、エンジンパワーは1,280馬力、車体重量は1,420kg、そしてこちらの価格も約9億円。※このジェスコには、レース用燃料(E85)を使用し1,600馬力を発生させるオプションが組み込まれていない
つまりパワーや駆動方式についてはシロン・スーパースポーツに分があり、駆動系の効率性と重量においてはジェスコ・アタックが有利だと思われます。
実際にブガッティ・シロン・スーパースポーツ、ケーニグセグ・ジェスコ・アタックがドラッグレースを走ったらこうなった
そこでこの2台のハイパーカーがドラッグレースを走った結果につき、結果から言えば「3本勝負ともシロン・スーパースポーツの勝利」。
その理由はやはり「そのパワーを路面に伝え、無駄なく駆動力に変換できるかどうか」に集約され、ジェスコ・アタックはどうしてもそのパワーを「持て余して」しまい、持ち前の軽さを活かす前にゼロヨンを走りきってしまうわけですね(ただし最後の3本目は接戦であった)。
それに比較し、停止状態からのスタートではなく「一定速度で走行している状態からの加速」を競うローリングレースだと、ジェスコ・アタックの軽量性、そして後輪駆動という駆動ロスの少なさが威力を発揮することとなり、時速100kmからの加速であれば「ジェスコ・アタックの圧勝」という結果に終わっています。
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参照:carwow(Youtube)