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【フェラーリ新色】ロッソレーシング(Rosso Racing)2025とは?F1とWECの情熱を纏う特別カラーが登場

【フェラーリ新色】ロッソレーシング(Rosso Racing)2025とは?F1とWECの情熱を纏う特別カラーが登場

Image:Ferrari

| フェラーリの魂を色で纏う「Rosso Racing 2025」 |

フェラーリスタにとってはこれ以上のものはない「フェラーリからのギフト」である

「ロッソレーシング 2025」――その名を口にするだけで血が沸き立つような情熱を感じさせる、フェラーリが新たに発表したボディカラー。

この特別なレッドは、F1やWEC(世界耐久選手権)での輝かしいレーシングヘリテージを象徴しており、フェラーリの全モデルで選択可能です(写真は12チリンドリ・スパイダー)。

フェラーリに採用されるボディカラー「レッド(ロッソ)」の違い
フェラーリはどれだけレッドが好きなのか!現在選べるレッドは11色、そしてそれぞれの違いはこうなっている

| ポルトフィーノMだと標準色28のうち、8色がレッド系 | さらに「テーラーメイド」ではほぼ無限のレッドの選択が可能だと思われる さて、フェラーリというと「レッド」というイメージがあるかと思いますが ...

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2種類の仕上げが選べる:マットとグロスの“Rosso Racing”

この新色には、以下の2タイプが用意されていますが、どちらの仕上げもマラネッロ本社の「Special Equipment(スペシャル・エクイップメント)」部門を通じて注文可能だと紹介されています。

  • Opaco(オパコ/マット仕上げ)
     → 2025年F1マシン「SF-25」と同じ仕上げ。深く落ち着いた赤で、フェラーリの長い歴史を象徴するカラー※各社とも「マット」については独自の呼称を採用する場合が多く、フェラーリでは「オパコ」がそれに相当
  • Lucido(ルチド/グロス仕上げ)
     → 2025年型「499P」ハイパーカーと同じグロスレッド。特に夜間レースでの視認性と存在感を高める効果がある
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Image:Ferrari

フェラーリが2025年を戦うル・マン・ハイパーカー「499P」のカラーリングを公開。カーボン製パーツとのコントラストが際立ち、F1マシン同様のアクセント
フェラーリが2025年を戦うル・マン・ハイパーカー「499P」のカラーリングを公開。カーボン製パーツとのコントラストが際立ち、F1マシン同様のアクセント

Image:Ferrari | 基本スペックは昨年後半に投入された進化型パッケージの499Pに準じる | フェラーリは1972年以来の耐久レース世界選手権タイトルを狙う さて、フェラーリがル・マン24 ...

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特別なリバリー&ナンバーで個性を演出

さらには特別カラーと合わせ、SF-25風のリバリー(レーシングストライプ)をオプションで選択可能。※誰でも選べるのか、「アトリエ」「テーラーメイド」を選択せねばならないのかは不明

フェラーリ
フェラーリのパーソナライゼーションプログラム「アトリエ」「テーラーメイド」とは何なのか?いずれも顧客の個性や好みを反映させることが可能であるが「範囲が異なる」

| 「アトリエ」は基本的に”あらかじめ用意された選択肢”から仕様を選び、「テーラーメイド」は選択肢そのものを”作る”ことからはじまる | しかしいずれも「非常に特別な体験」であることに代わりはない さ ...

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フロントやサイド、リアに施される大胆なホワイトバンドが未来的なダイナミズムを演出しますが、ここまでダイナミックなリバリーが選べるというのはフェラーリ史上「珍しい」例かもしれません。

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Image:Ferrari

さらにフロントフードとCピラー部分には好みのナンバーを指定可能で、標準では“25”(SF-25を象徴)、しかしフェラーリが展開するレーシングプログラム、コルセ・クリエンティ(Corse Client)参加者は自身のレースナンバーを選ぶこともできるのだそう。

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Image:Ferrari

フェラーリが2025年のF1マシン「SF-25」を発表。カラーリングはフェラーリ初期の「深い赤」、フェラーリの歴史とアイデンティティを示す「ホワイト」をアクセントに
フェラーリが2025年のF1マシン「SF-25」を発表。カラーリングはフェラーリ初期の「深い赤」、フェラーリの歴史とアイデンティティを示す「ホワイト」をアクセントに

Image:Ferrari | F1チームは耐久レースチームの「イエロー」ではなく「ホワイト」を用いる | フェラーリ SF-25のカラーリングは「過去、現在、未来の完璧な融合を目指した」もの さて、 ...

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ちなみにホイールには(フェラーリとしては比較的珍しい)「グロスブラック」が装着されていますが、直近のニューモデル、296スペチアーレ / 296スペチアーレAでは「標準オプションとして」グロスブラックを選択できるようになっていて、これもまたフェラーリの変化を示すひとつの例だと捉えています。

フェラーリが296スペチアーレ / 296スペチアーレAのコンフィギュレーター公開、ボディカラーなど外装の選択肢はこんな感じ【動画】
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F1さながらのツートーンインテリアもオプション設定可能

さらに、レーシングスピリットを内装にも取り入れたいオーナー向けとしてツートーン・インテリアが用意されていますが、これを選択するとSF-25仕様のドアシルプレートや、専用デディケーションプレートも装備され、まさにF1マシンに乗っているかのような体験を得ることが可能です。

Ferrari

Image:Ferrari

そしてこの「ドライバーオリエンテッド」なカラーリングによって「シングルシーターっぽさ」が強調されることとなり、こういった仕様はF80から顕著になったと認識しています。

  • 運転席側:Rosso Giudecca(ロッソ・ジュデッカ)
     → シート、フロアマット、ドアパネルに使用
  • 助手席側:ブラック
     → クールなコントラストを演出
フェラーリは当初F80を「より攻撃的にすべく」シングルシーターとして企画していたようだ。実現すれば”座席あたり”もっとも高額なロードカーになっていたかも
フェラーリは当初F80を「より攻撃的にすべく」シングルシーターとして企画していたようだ。実現すれば”座席あたり”もっとも高額なロードカーになっていたかも

Image:Ferrari | もしかすると、それくらい”振り切った”ほうが499Pゆずりのパワートレーンを搭載するエクスキューズになっていたのかも | さたにはシングルシーターのほうが後世の価値が高 ...

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フェラーリオーナーにとっての「情熱の証」

この「Rosso Racing 2025」は、単なるカラーではなく、これは“スクーデリア・フェラーリの魂を可視化した証”であり、パフォーマンス面におけるDNAを体現する一台を完成させる要素と言っていいのかも。

情熱的なフェラーリファン、つまり“Ferraristi(フェラーリスティ)”にとって、この特別カラーとリバリーは「自分がスクーデリア・フェラーリの一員である」ことを表す最高の表現方法となりそうですね。

まとめ:フェラーリの新たな象徴色「Rosso Racing 2025」で、自分だけの1台を

これらの特別装備によって、(このオプションを装着した)フェラーリはただのクルマではなく、「走るアートであるとともに情熱の証」へと昇華されることになり、そしてこれもまたコレクション価値を高め、クルマの価値を長きにわたって残そうというフェラーリの方針のひとつなのでしょうね。

  • F1・WECから着想を得た特別カラー
  • マット&グロスの2つの仕上げ
  • 専用リバリーと自由なナンバー選択
  • F1マシンのようなツートーンインテリア

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参照:Ferrari

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