
Image:Ferrari
| このロッソ・タオルミナはカヴァルケード開催10周年記念カラーである |
よほどの数のフェラーリをオーダーせねばこの「渋い仕様」は選べない
さて、フェラーリがテーラーメイド最新作としてロッソ・タオルミナにペイントされた812コンペティツォーネAを公開。
このロッソ・タオルミナ(Rosso Taormina)はフェラーリの公式ツーリングイベント、カヴァルケードの開催10周年を記念して設定された特別色で、見る限りだと「光が当たる角度で色味が変わる」カラーシフト塗装のようにも感じられます(ただしそこまで色の変化が顕著な訳ではない)。
参考までに、この「カヴァルケード10周年記念色」はいくつかが設定され、いずれのイタリアの景勝地にちなんだ名称とカラーリングを持ちますが、「タオルミナ」はイタリアのシチリア島東海岸に位置する美しい街で、急な崖の上に建てられており、息をのむようなイオニア海の景色と、遠くにはヨーロッパ最大の活火山であるエトナ山を望むことができ、その景観の美しさから、「シチリアの真珠」とも呼ばれていることでも知られます。
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「ロッソ・タオルミナ」にペイントされたフェラーリ 812コンペティツォーネAはこんな仕様を持っている
そこでこの812コンペティツォーネの仕様をもう少し深く見てみると、カーボンファイバー製パーツには「ハイライトなし」、ホイールはカーボンファイバー製そしてブレーキキャリパーはブラックという非常にシック(目立たないカラーが選ばれている)な仕様です。
一方でタイヤはピレリ「カラーエディション」、ドアにはホワイト(ビアンコ・ロゴス)のラウンデル(もちろんペイント)と「21」の文字、フロントフェンダーにはペイント仕上げのスクーデリア・フェラーリエンブレムというこだわりも。※強調したい部分をより目立たせるため、ホイールやブレーキキャリパーをブラックあるいはダークカラーで仕上げる例は少なくない
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インテリアに目を移すと、ブラックレザーにデイトナシートという「定番」の組み合わせを持つものの、使用されるレザーをポルトローナ・フラウへと変更し、サイドにはレッドのアクセント(ファブリックを使用しているようにも見える)、そしてヘッドレストの刺繍にもレッドが使用されるなど、やはり随所にオーナーさんの想いが反映されているようですね。
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参照:Ferrari(Facebook)