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ドバイ警察がまたやった。マンソリー仕様「フェラーリ・プロサングエ」をパトカーとして導入、「犯罪級に目立つ」として話題に

ドバイ警察がまたやった。マンソリー仕様「フェラーリ・プロサングエ」をパトカーとして導入、「犯罪級に目立つ」として話題に

| ドバイ警察はこれまでにも多数のフェラーリ、ランボルギーニ、ブガッティなどを警察車両として取り入れているが |

この記事のハイライト:ドバイ警察の新兵器は「やりすぎ」か?

  • 新たな獲物: ドバイ警察の超高級パトカーフリートへとドイツの過激なチューナー、マンソリー(Mansory)がカスタマイズしたフェラーリ・プロサングエ(Purosangue)を加入させる
  • 過激なルックス: フェラーリの優美なデザインは影を潜め、鍛造カーボンファイバー製のエアロキット、フレア状のホイールアーチ、巨大なリアウィングなどで「プグネーター(Pugnator)」に変貌
  • 強力なV12: ベースのプロサングエは6.5リッターV12エンジンを搭載。マンソリーのチューニングにより、最高755馬力を発揮し、0-100km/h加速は3.1秒、最高速度は320km/hを誇る
  • 導入の目的: 犯罪者を追跡するためではなく、観光客向けのPRとドバイの「威信と革新性」をアピールするための「動く大使」としての役割が主
  • 世界に7台: このマンソリー仕様「プグネーター」は世界にわずか7台しか存在しない超レアモデル

なぜドバイ警察はフェラーリを「マンソリー仕様」にしたのか

ドバイ警察がランボルギーニ、ブガッティ、マクラーレンといったエキゾチックなスーパーカーをパトロールカーフリートに加えるのはもはや驚きではなく、彼らはこれらの車両を「ドバイの革新性と豪華さ」を世界に発信する「動く観光大使」として活用しています。

そして今回、そのフリートに加わったのは、フェラーリ初のSUV「プロサングエ」。

ただし、これはただのプロサングエではなく、極端なカスタマイズで知られるチューナー、マンソリーの手によって究極のカスタムが施され、「プグネーター(Pugnator)」と名付けられた”よりアグレッシブな仕様”です。

白いボディに鮮やかな緑色の警察カラーをまとってはいるものの、その見た目は「控えめ」とは程遠く、フェラーリのピュアリストたちからは「犯罪的なデザインだ」と揶揄されるほどの過激さを持っており、ここではこの超異質な警察車両の全貌と、ドバイ警察の狙いを見ていきましょう。

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マンソリーがプロサングエにもたらした「やりすぎ」の美学

獰猛な外観:全身を覆う鍛造カーボン

マンソリー「プグネーター」は、オリジナルのプロサングエが持つ優雅なデザインを完全に変更しており、その内容はおおよそ以下の通り。

  • フロントエンド: 拡大されたグリルを持つ新しいバンパーには鍛造カーボンファイバー製のリップスポイラーが装着
  • ワイドボディ: フェンダーベントが多数設けられたアフターマーケット製のボンネット、そしてシャープなサイドスカート、そしてフレア状に張り出したホイールアーチにより、車体はワイドで攻撃的なスタンスへ
  • リアエンドの混乱: プロサングエの滑らかなルーフラインは、マンソリーによって固定式の大型リアウィングで遮断され、さらにトランクには小さなリップスポイラーも追加されており、「二重に念押し」するかのようなデザインに
  • ディフューザーとマフラー: リアバンパー下部にはカーボン製のディフューザーが鎮座し、フェラーリ・カリフォルニアを彷彿とさせる縦重ねのクワッドエキゾーストが威圧感を放つ
  • ホイール: 黄色の縁取りが施されたブラックの鍛造ホイールが装着される
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755馬力のV12エンジンとパフォーマンス

マンソリーは外観だけでなく、パワートレインにも手を加えており・・・。

項目スペック
エンジン6.5リッター V12 自然吸気
最高出力755馬力(ベースモデルから約40馬力増)
最大トルク730Nm
0-100km/h加速3.1秒
最高速度320km/h

ECUのアップデートとスポーツエキゾーストシステムによってベースモデルを上回るパワーを獲得することに成功し、その性能はまさに「超高性能パトカー」と呼ぶにふさわしいもの。

内装もプレミアムレザーとカーボンファイバートリムを組み合わせた特注仕様となっています。

ちなみに今回発表の場となったのは「未来博物館」であり、マンソリーとドバイ警察との強い結び付き、そしてドバイ警察とドバイそのものとの関係性を示唆しているかのようですね。

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導入の戦略:「追跡」よりも「視認性」

ドバイ警察の高級パトカーフリートは、2013年のランボルギーニ導入から始まり、今年で12周年を迎えていますが(それを記念してのナンバープレート「12」なのかもしれない)現在、そのフリートは56台にまで拡大しているといい、ドバイ警察幹部はこれらスーパーカーの導入目的を明確にしています。

  • 主な目的: 追跡やスピード競争ではなく、視認性の向上とグローバル・ブランディング
  • 活動場所: ブルジュ・ハリファやジュメイラ・ビーチ・レジデンス(JBR)といった主要な観光ハブで運用される
  • コミュニティエンゲージメント: 観光客の支援や、過去3年間で子供たちの49の願いを叶えるなど、地域社会との交流にも積極的に活用されている

スーパーカーやハイパーカーをパトカーに導入しているドバイ警察が「サイバートラックをパトカーに」。パトライトも装備、ちゃんとポリスカー仕様へとラッピング
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この超レアな「フェラーリ・プロサングエ マンソリー」もまた、犯罪者を取り締まるためではなくドバイが「世界で最も安全で革新的な観光地」であることをアピールする移動式のショールームとしての役割を果たすことになるものと思われ、観光客との記念撮影の被写体になることは間違いなさそうです。

結論:ドバイの「威信」を体現するパトカー

ドバイ警察が、世界でもわずか7台しか存在しないマンソリー仕様のプロサングエを導入したという事実は、彼らが単なるスーパーカー好きではなく、「最高級」で「最も注目を集める」ものを好むという、ドバイの都市の特性を如実に反映しています。

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賛否両論を呼ぶデザインであっても、この「プグネーター」は、ドバイ警察の掲げる「威信と革新」というメッセージを公道にて、そして最も過激な形で世界に発信していくこととなりそうですね。

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参照:Mansory(Facebook)

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