| やはりワンオフモデルはプレミアムカーメーカーにとって儲けネタ |
マクラーレンが1年に最低3台はワンオフモデルを作る、という計画を公開。
現在メーカーによるワンオフやカスタムは大きな盛り上がりを見せており、ロールスロイスやベントレーにとってそれらは大きなビジネスとなっています(ジャガーにとっても同じ)。
ここでマクラーレンもその可能性を探ろうということですが、過去(2012年)にはアメリカのカスタマー向けに「X-1」を製造。
X-1はMP4-12Cをベースにしたものですが、非常に特異なルックスを持っており、マクラーレン本来のイメージとはやや異なる、レトロで優雅なデザイン。
今のところこの「X-1」が唯一のマクラーレンによるワンオフとなるものの、マクラーレンのカスタマイゼーション部門「MSO=マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ」がこれを拡大してゆこう、ということですね。
なおワンオフモデルの製造には約18ヶ月かかるとされており、年に3台リリースということは「順番に」ではなく「並行して」数台のプロジェクトを進行させるということになると思われます。
フェラーリも同様に「フォーリ・セリエ」なるワンオフフェラーリの制作を「3億円から」受け付けており、こちらは2020年まで予約でいっぱい、とのこと。
しばらく前まではスーパーカーにおいて、ユーザーはメーカーの意向を尊重し、もしくはメーカーの意向で「メーカーの推奨する仕様」にて乗ることが多かったように思いますが(たとえばフェラーリF40ではレッドしか公式に販売されていない)、最近だとそのメーカーの伝統やデザイン的特徴より、自身の嗜好を優先させたカスタムが多くなってきているように思われます(そのため、ラ・フェラーリは過去のスペチアーレモデルの中で最もカラーバリエーションが豊富だと思われる)。