| ランボルギーニ・ウルスのリコールはかなり珍しい |
「燃料漏れと火災の可能性」があるとしてランボルギーニ・ウルスのリコールが(北米にて)届け出られることに。
ウルスのリコールというのは非常に珍しく、内容としては「燃料タンクと高圧ポンプとのコネクター(ハンガリー製)」に問題があり、ここから燃料が漏れ、最悪の場合は火災に至るというものです。
問題を発見したのはポルシェ
最初はポルシェが昨年にこの問題を発見し(カイエンとウルスとは共有するパーツがある)、しかしランボルギーニ・ウルスには影響がないとして経過観察を行っていたものの、最近になり「ガソリンの臭いや漏れが、いくつかの顧客のクルマにて報告された」ことから早急にリコールへと踏み切った模様。
届け出られた内容によるとリコールの対象は2018年8月30日から2020年7月28日の間に組み立てられた個体が対象となり、北米だと2,831台がこれに該当。
なお、実際に問題が生じた車両は30台程度存在するといいますが、事故や火災に直結したとは報じられていないので、最悪の事態には及んでいないようですね。
修理はパーツの交換にて
今回のリコール対応についてはパーツの交換のみで解決できるといい、作業にかかるのはおよそ1時間。
もちろん保証の範囲内なので無償にて対応が可能だと報じられています。
参考までに、ランボルギーニ・ウルスについて、日本では「メンテナンスパッケージ」が標準装備されており、これは3年分の法定点検にかかる基本工賃やオイル交換等が無料になるというもの。
これについては相当な安心感があり、ランボルギーニ・ジャパンはもっとこれを押し出せばいいのに、と思ったりします(諸条件等あると思われるので、詳細は正規ディーラーに要問い合わせ)。
ポルシェも燃料ライン関係でリコールを実施
なお、ポルシェは日本において2020年7月にカイエンターボのリコールを行っており、こちらもやはり燃料ライン。
ただし上述のウルスとは内容が異なり、「燃料ラインの耐熱性が不足しており、エンジンルーム内で高温になる部分が劣化して亀裂が入り、そこから燃料が漏れる可能性がある」というもの。
機能を回復するには「燃料ラインを交換する必要がある」とされています。
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