中東に納車される「内装パープル」のランボルギーニ・ウルス・マンソリーカスタム！プリンスやジミ・ヘンドリックスが存命であれば喜びそうだ

｜　おそらくはウルスの新車価格一台分くらいのコストがかかっていそうだが、払える人にとっては満足度が高いかも　｜

インテリアは文字通り「フルカスタム」

さて、過激なチューンとカスタムで知られるマンソリーですが、今回自社にてカスタムしたランボルギーニ・ウルスの画像を公開。

マンソリーはウルスのカスタムプログラムについて、過激な順から「ヴェナタス（ヴェナトゥス）」「ワイドボディキット」「ソフトキット」を持ちますが、今回紹介するのは真ん中の「ワイドボディキット」。

ただしその姿は「真ん中」とは思えないほどに過激で、そしてさらに驚かされるのはインテリアが「パープル」に張り替えられているということ。

納車先は「カタール」

マンソリーによると、このランボルギーニ・ウルスの納車先はカタール。

そう聞くとこの仕様も納得であり、中東で好まれるホワイト、そしてパープル（実際にはブルーのほうが好まれるようだ）という組み合わせもよく理解ができます。

装着されているのはフロントバンパー、フロントスカート、オーバーフェンダー、ダクトつきボンネット、エアアクトレット付きフロントフェンダー、ルーフスポイラー、サイドステップ、トランクリッドスポイラー、リアスカート、リアディフューザー。

フロントフード、そしてフロントフェンダー横のエンブレムは「カーボン製（マンソリーバージョン）」へと変更されています。

そしてカーボンパーツの一部にはパープルのアクセントが入り、ほかにはホイールの外周そしてブレーキキャリパーもカーボンへ。

新しく追加されたボディパーツのほとんどは「鍛造カーボン」製。

この鍛造カーボンは、織り目の見えるカーボンファイバーとは異なり、「プレス」にて製造するために量産が可能で、そのためにコストも低いとされていますが、末端価格はこれまでのカーボンファイバーとは大きく変わらないようですね。

ちなみにトヨタやマクラーレンは一部車種のボディパネル等にこの鍛造カーボンを使用し、ランボルギーニも一部純正またはオプションで採用するなど、自動車業界全般的にその採用が拡大している模様。

やはりその白眉はパープルのインテリア

そしてなんと言っても特筆すべきはこのパープルのインテリア。

ダッシュボード、センターコンソール、ドアパネル、ステアリングホイール、ステアリングコラムまでもがパープルレザーに張り替えられ、エアコン吹出口やステアリングホイールのスポークなどはカーボン製へ。

そしてこれらカーボンパーツは「鍛造カーボン」ではなく織り目、しかしマンソリーらしい千鳥格子柄へと織られたものに。

シートも「全部パープル」。

背もたれ部分はパンチング、そしてステッチやヘッドレスト部の「MANSORY」ネームの刺繍にも（コントラストカラーではなく）パープルが用いられています。

なお、ルーフ内張りやカーペットなどもパープルへと変更されており、インテリアについてはスイッチ類を除く「すべて」が交換され、もしくは手が入れられていると考えて良さそうです。

リアシートもやはりパープル。

シートベルトはパープルではなく「ブラック」のままですね。

今回マンソリーはこのランボルギーニ・ウルスについて価格を発表していないものの、以前には同様の仕様を持つウルスが5500万円程度で販売されており、しかし「内装フルカスタム」というところを考慮するに、「6000万円くらい」と考えるのが妥当かもしれません。

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