
| ペブルビーチで異彩を放った超限定スタイルの全貌 |
この特別仕様車については謎が多い
今年のペブルビーチ(モントレー・カー・ウィーク)では、ランボルギーニのフラッグシップモデル「レヴエルト SV」が主役として大きな注目を集めており、しかしスーパーカーファンの間で密かに熱い視線を集めていたのが「ベビー・ランボ」の位置付けを担う新世代ハイブリッドモデル、テメラリオ(Temerario)の特別仕様車です。
今回お披露目されたテメラリオの特別仕様車はイタリアの伝統美とモダンデザインを融合させた独自の「トリコローレ(Tricolore)」仕様を持っていて、ネット上のコミュニティでも賛否両論を含め大きな話題となっているこのインパクト抜群な1台につき、スペックやデザインの詳細について触れてみたいと思います。
この記事の要約
- ペブルビーチの会場でランボルギーニ テメラリオの「トリコローレ(Tricolore)」仕様が特別公開
- ブラック、ティール(青緑)、ホワイトを水平に配した大胆なトリプルショーンカラーとイタリア国旗ストライプを採用
- 最高出力907馬力を誇る4.0リッターV8ツインターボ+3モーターのHPEVパワートレインを搭載
- かつての「ガヤルド トリコローレ」とは一味違う先進的かつ挑戦的なカラーリングにファンの視線が集中
大胆なカラー分割とイタリア国旗グラフィック
今回公開されたテメラリオ「トリコローレ」最大の特徴は、一般的なトリコロールカラーの概念を覆す水平分割のトリプルカラー塗装(ツートン+アクセント)を持っていること。
ボディ上部には引き締まったブラック下部には深みのあるティール(青緑)シェードが配され、ボディの中央メインパネルにはクリアなホワイトを採用し、その上でフロントフードからルーフにかけてイタリア国旗をモチーフとした三色の「トリコローレ・ストライプ」が力強く走っています。
足元にはブラック塗装の軽量ホイールがセットされ、その隙間から覗くレッドのブレーキキャリパーが鮮やかなコントラストを演出しているかのようですね。

なお、前後には「TEMERARIO Tricolore」と記されたプレートが装着されており、ここから察するに「ワンオフ」ではなく「実際に市販されるバリエーション」であると推測されるものの、現時点ではランボルギーニから公式発表がない(ペブルビーチに関するプレスリリースの一部に写真があるくらい)のがちょっとナゾ。※現地ディーラーによる御当地企画モノかもしれない
参考までに、これまで「公式に発表されなかったが、ラインアップに追加された」ランボルギーニとしては「ガヤルド・ノクティス(下の画像)」が存在しますが、ごくまれにランボルギーニにはこういった例があるもよう。※こちらは世界中で販売された

伝統のガヤルドとの違いとSNSでの反響
ランボルギーニの「トリコローレ」といえば、かつてV10名機を搭載するガヤルドの時代に登場した「ガヤルド LP550-2 トリコローレ」を思い浮かべるファンも多いはずで、当時のモデルがホワイトやシルバーの単色ボディに細い三色ライン(ステアリングホイールの位置によってストライプが左右どちらに入るかが変わる)を配置したクリーンでクラシカルな装いだったのに対し、今回のテメラリオは非常にアグレッシブかつ先進的なカラーアプローチをとっています。
SNSなどの愛好家コミュニティでは「非常に未来的で個性的」と支持する声がある一方、「昔のガヤルドのようなシンプルで引き締まったデザインの方が好みだ」という意見もあり、好みが分かれるユニークな仕上がりとなっています。
パワートレインと主要スペック
この「トリコローレ」であるかどうかにかかわらず、テメラリオの心臓部には新開発の4.0リッターV8ツインターボエンジンと3基の電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(HPEV)システムが搭載され、その最高回転数は10,000rpmに達し、超高回転型V8の官能的なサウンドと電動モーターの瞬発力を両立しています。
| 項目 | スペック詳細 |
| エンジン | 4.0リッター V型8気筒ツインターボ |
| エンジン最高出力 | 789 hp(789 PS) |
| エンジン最大トルク | 538 lb-ft(約730 Nm) |
| 電動モーター | 3基(フロント2基、リア1基) |
| モーター出力/トルク | 計148 hp / 221 lb-ft(約300 Nm) |
| システム総合最高出力 | 907 hp(約920 PS) |
| システム総合最大トルク | 538.42 lb-ft(約730 Nm) |
| 駆動方式 | 全輪駆動(AWD / e-4WD) |
市場での位置付け
ウラカンの後継として登場したテメラリオは、フェラーリ296 GTBなどを直接のライバルとする次世代スーパーEV/PHEVカテゴリーに属しており、ウラカン時代の自然吸気V10からV8ツインターボ+電動化へと移行したことでライバルを超える900馬力オーバーの絶対的なパフォーマンスを獲得した「あたらしい領域に生息するスーパーカー」。

なお、ランボルギーニにおいて、こうした特別なカラーリングやワンオフに近い仕様を実現しているのが同社のパーソナライズ部門「Ad Personam(アド・ペルソナム)」。
近年、超富裕層向けのグラデーションペイントや三層パールコート、複雑なライン塗装技術は著しく進化しており、オーナーは自分の好みに合わせて世界に1台だけのカラーリングをオーダーすることが可能です。
今回ペブルビーチでお披露目されたトリコローレ仕様もAd Personamが持つ表現力の高さを世界に示すプロモーションの一環であるとも報じられ、今後のオーダーにおけるカラーリングの自由度やトレンドを示す貴重な参考例となるのかもしれません。
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結論
今回ペブルビーチで発表されたランボルギーニ テメラリオ「トリコローレ」は、伝統的なイタリアンカラーをモダンかつ挑戦的に再解釈した一台。
クラシカルなデザインを愛するファンからは多様な意見が見られるものの、最高出力907馬力を生み出す最新のV8ハイブリッド性能と相まって、次世代スーパーカーが持つ先進性と個性を強力にアピールすることに成功しており、ストリートやサーキットでこの特異な存在感を放つ姿を見られる日が今から待ち遠しく感じられます。
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参照:Lamborghini











