BMW M部門のボスが重大発言！「象徴的なM1の精神を受け継いだ、高性能な新しい独立したMモデルが登場」。ただし様々な状況から推測するに「XMもしくはX8」つまりSUVになりそう

｜　ただしSUVといえど「超高性能」「超ラグジュアリー」を目指してベントレー・ベンテイガやマイバッハGLSに対抗か　｜

そしてそのデザインは「相当に攻めた」デザインになりそうだ

さて、最近なにかと積極的な動きを見せるBMW。

大きくデザインを変えてきたほか（そしてまだ変わりつつある）ピュアエレクトリックカーとしてiXやi4の投入、さらにはM3に「初の」4WDモデルを投入しています。

そして今回話がでてきたのが「Mブランド専売のハイエンドモデル」というウワサです。

今までMブランドの専売モデルは存在しない

なお、「M」とは言わずとしれたBMWのハイパフォーマンスブランドですが、これはレクサス「F」やメルセデス・ベンツ「AMG」に対応するものです。

ただし現在のところ、そのラインアップはBMWのいずれかのモデルをベースとしたものであって「M専売」ではなく、たとえばメルセデスAMG GTや、同AMG GT 4ドアクーペのような「そのブランド用に、専用に一から開発されたモデル」を持たないわけですね。

ただしBMW M部門のボスであるマーカス・フラッシュ氏は折に触れてM専売モデルを開発したいということ、スーパーカーを発売したいという発言を行っており、今回もまた「次期Mフラッグシップモデルの開発に熱心に取り組んでいる」ことを明らかにしています。

ニューモデルはM1の精神を受け継ぐ

そしてまた、同氏が語った内容が「象徴的なM1の精神を受け継いだ、高性能な新しい独立したMモデルが近い将来ラインナップに加わるだろう」。

つまりはMブランド専用モデルが登場するということになりますが、ここで「M1」の名が出たとはいえど、現在M1復活に関する具体的な話はなく、しかし表面化しているのは「XM」もしくは「X8」がMブランド専売モデルとして登場するのでは、ということ。

実際にマーカス・フラッシュ氏は「しかし、M1のような真のスポーツカーになるのか、それともまったく違うものになるのかはわかりません。ただ、表現力豊かなラグジュアリーを求めるお客様も維持したいと考えています。M8とその派生モデルでは、すでに成功している部分もありますが、多くのことが起こっているセグメントがあり、そこにはまだ私たちの存在がありません。これ以上は申し上げられません」とも語っており、この内容からすると「ラグジュアリーでハイパフォーマンスな」、つまりメルセデス・マイバッハGLSやベントレー・ベンテイガ、アストンマーティンDBXといった「高級SUV」市場を意識しているものと思われます。

なお、このXMもしくはX8についてはたびたびその姿が目撃されており、現存するBMWのデザインとは大きく異なるであろうことも判明していて、これが同氏の言う「高性能な新しい独立したMモデル」と考えるのが妥当かもしれませんね。

これまでにリークされた詳細情報によると、BMWは11月29日に「Mブランド専用SUV」を発表する可能性が高く、報道によれば、このSUVは700馬力（522キロワット）以上を発揮する「Mフラッグシップ・ビークル」となり、来年中にサウスカロライナ州スパータンバーグの工場で生産が開始される予定だと言われます。

合わせて読みたい、BMW関連投稿

参照：Auto Motor Und Sport