| もっとも気になるのは新型ウルスに搭載されるエンジンであるが、「従来版のアップデート」あるいは「完全新設計」の両方が考えられる |
ランボルギーニだけにSUVといえど「パフォーマンス重視」となるのは間違いないが、どこまでを追求するのかが焦点である
さて、ランボルギーニが自社の公式SNSにてウルスPHEVを4月24日に発表するとアナウンス。
その時間はCEST(中央ヨーロッパ夏時間)14時なので、日本時間だと21時ということになり、そのアンヴェールが待たれます。
なお、新型ウルス(実際にはどんな名称になるのかはわからない)に際しては世界中で様々なイベントとともに発表されることが報じられ、ニューヨークでも29日に実写が公開されるようですね。
-
新型ランボルギーニ・ウルスのティーザー画像が公開。いままでわかっている「ウワサ」「情報」をまとめてみた
Varryx / Instagram | ティーザー画像を見る限り、新型ランボルギーニ・ウルスには意外と大きな外観上の変更がありそうだ | そしておそらくSUVでは「最強」クラスのパワーを発揮すること ...
続きを見る
現時点では新型ランボルギーニ・ウルス・ハイブリッドについて分かっていることは多くない
このウルス・ハイブリッドについてはランボルギーニから公式にスペック等がアナウンスされておらず、よってどういったクルマとなるのかはわかりませんが、これまでの情報では「4リッターV8ツインターボエンジンとプラグインハイブリッドシステムを搭載」。
-
ランボルギーニCEO「ウルスは2024年にPHEVに切り替わり、ガソリン版は廃止」。加えてウラカン後継モデルにはウルスPHEVと同じパワートレーンが搭載されるとコメント
| ランボルギーニのラインアップは2024年以降「当面PHEVのみ」、ガソリンオンリーモデルの灯火が消える | こんなに早くランボルギーニのガソリンモデルが消滅することになるとは さて、ランボルギーニ ...
続きを見る
この4リッターV8は現行のウルスに積まれるエンジンの発展形とも考えられるものの、以前にランボルギーニは「新型ウルスに搭載されるV8+ハイブリッドは、ウラカン後継スーパーカーと同じものになる」というコメントも発しており、そうなるとこれはランボルギーニが投入するル・マン・レーシングカー、「SC63」に積まれる3.8リッター90度V8エンジンだと考えることも可能です。
ただ、現実的に考えるならば、(おそらく)コストの高いこのエンジンをウルスに積むことは想定しにくく(ウルスはそこまでのパフォーマンスが求められるクルマではなく、かつ利益重視だと思われるため)、よって現在のV8エンジンがキャリーオーバーされると捉えるのが妥当かも。
あるいは、ランボルギーニが「ウラカン後継モデルに積まれる新開発のV8エンジンの開発コストを平準化するため」ウルスPHEVにこれを搭載する可能性も否定できず、しかしこれまでランボルギーニは「ラインアップ間でのエンジンの共有を行わない」ことを一つの特徴としてきたため、ブランディング上の理由にてウルスPHEVとウラカン後継スーパーカーのエンジンを「分ける」のでは、と推測しています。
-
ランボルギーニ・ウラカン後継モデル「テメラリオ」のエンジン、パワートレーン、デザイン等について分かっていることや噂など。ミニレヴエルトといったスーパーカーになりそうだ
| もちろん、レヴエルト設計時にはどの技術をウラカン後継モデルに派生させるのかを前提に設計がなされているはずである | 実際のところ、一番気になるのはその「価格」ではあるが さて、つい先日はランボルギ ...
続きを見る
It looks like something new was caught speeding with style.
— Lamborghini (@Lamborghini) April 22, 2024
Endless thrills are loading. April 24th, get ready.#Lamborghini
CO2 Emission and Fuel consumption combined: https://t.co/MLO6PI2B4Y
それはともかくとして、この新型ウルスPHEVは800馬力を発生し、エレクトリックモードでは50kmほどの走行が可能だとされますが(そこまで距離が長くはなく、つまりバッテリーパックが小さい=軽量化を重視している)、このほかにも新しいトランスミッション(おそらくはレヴエルトに積まれる8速DCT)、新開発のディファレンシャル、新しいトルクベクタリングシステムが組み合わされる可能性が高く、従来モデルと比較して加速と最高速度が向上すると言われています。
このほか、ポルシェが開発しパナメーラやタイカンに搭載した新型サスペンションの「ランボルギーニ版」の実装も期待でき、そのパフォーマンスが「異次元」にまで引き上げられることも想定可能。
-
新型ポルシェ・パナメーラのアクティブサスが異次元過ぎた。4輪それぞれを自由に伸縮させてボヨンボヨンとダンスを踊る。さらにスマホによってリモート操作も【動画】
| ポルシェがまさかクルマを踊らせるとは思わなかったが、そこには深淵な意図があるのかも | このサスペンションが将来的にスポーツカーラインアップに搭載されるのは間違いない さて、ポルシェがセビリアのモ ...
続きを見る
今回リリースされた公式ティーザー画像では、新しいボンネット、バンパー、グリル、ヘッドライト、テールゲートなど、よりシャープなデザインを確認でき、もしかするとランザドールに近い雰囲気が与えられるのかもしれません。
インテリアだと12.5インチのタッチスクリーンインフォテインメントと新しいデジタルインストルメントクラスターが装備されるほか、新形状を持つエアベント、新しいインテリアカラーオプションとトリム、より充実した安全技術も採用され、実質的には「フルモデルチェンジ」に匹敵する内容となりそうですね。
あわせて読みたい、ランボルギーニ関連投稿
-
ランボルギーニ本社付近にて「世にも奇っ怪な」クルマが目撃される。どうやらPHEVパワートレーンを積む新型ウルスの可能性が大【動画】
Image From:Youtube(Varryx) | まるで昔のアメリカのカートゥーンに出てくるかのようなルックスである | このカモフラージュ用カバーはちょっと「新しい」 さて、スパイ系ユーチュ ...
続きを見る
-
ランボルギーニが今後10年の計画を発表、2029年にはランザドールに続く「二台めのピュアEV」を発表するとコメント。2024年にはウラカンとウルスの後継モデルも
| ランボルギーニのラインアップは今年「すべてPHEVに」、その後にはピュアエレクトリックカーを投入 | ウラカン後継モデルは3月に発表される可能性が高いと目される さて、ランボルギーニが今後10年の ...
続きを見る
-
その価格2億円超、ランボルギーニ・ウルスを「LM002風」のハードなオフローダーに改造する会社が登場。これまでの実績を見るに本当にやりそうだ
| その名はダーツ・カスタムズ、これまでにも数々の映画向けに「装甲車」を製作し提供したことがある | そのクオリティ次第ではけっこうな人気が出るかもしれない さて、これまでにもはまーH2やメルセデス・ ...
続きを見る
参照:Lamborghini