>ランボルギーニ

ランボルギーニ・シアンFKP37が競売に登場、入札が殺到して話題に。しかし新車購入価格の3.2億円にはまだ程遠く、一時に比較してハイパーカー相場は「元気がない」?

ランボルギーニ・シアンFKP37が競売に登場、入札が殺到して話題に。しかし新車購入価格の3.2億円にはまだ程遠く、一時に比較してハイパーカー相場は「元気がない」?

Image: Bring A Trailer

| しかし長期的には相場上昇を期待でき、「安く買える」のは今しかないのかも |

シアン、カウンタックLPI800-4の相場が盛り上がらないのは「ハイブリッド」だからか

さて、ポルシェ、フェラーリの「ハイパーカー」戦略とは異なる方針を採用するのがランボルギーニ。

どういうことかというと、上記2社のように「専用」の車体やエンジンを用いず、ランボルギーニは既存車両をベースにしたハイパーカーをリリースするという手法を採用していて、レヴェントン、ヴェネーノ、チェンテナリオ、シアンといったクルマはこの方向性に則って開発がなされています。

ただしランボルギーニのハイパーカーは「極端に」生産台数が少ない

しかしながらランボルギーニのハイパーカーにはもう一つの特徴があり、それは「極度に販売台数が少ない」こと。

そのレベルは数台~数十台に限定され、ヴェネーノに至っては「わずか3台」。

こういった希少性がランボルギーニのハイパーカーの価値を押し上げているわけですが、今回オンラインオークションに登場したシアンFKP37に対して熾烈な入札バトルがなされているとして話題に。

2

Image: Bring A Trailer

このシアンFKP37はスーパーキャパシタを用いたハイブリッドカーで、当時の市販ランボルギーニの中では最もパワフルなモデルであり、そのアグレッシブなデザインは後のレヴエルトやテメラリオにも影響を与えています。

今回オークションサイト「ブリング・ア・トレーラー」に出品されたシアンは全生産台数63台のうちの1台で、走行わずか63マイル(約101km)という新車状態。

ランボルギーニ本社併設、ランボルギーニ博物館へ。ヴェネーノ、カウンタック、アヴェンタドール、ムルシエラコゴなどV12モデルが勢揃い【動画】
ランボルギーニ本社併設、ランボルギーニ博物館へ。ヴェネーノ、カウンタック、アヴェンタドール、ムルシエラゴなどV12モデルが勢揃い【動画】

| いつ来てもランボルギーニ博物館は圧巻の品揃えである | このカウンタックLPI800-4は「はじめて」見た さて、先程はランボルギーニ博物館の入場そして1Fに展示してある車両を紹介しましたが、この ...

続きを見る

特注の「グラデーション」を用いたボディカラー”ヴェルデ・トリトン”(105,216ドル)、カーボンファイバートリムパッケージ(105,216ドル)、ポルトローナ・フラウ製レザーを用いた内装(19,728ドル)など多種多様なオプションが盛り込まれ、最終的な購入価格は290万ドル(現在の為替レートにて、約4億3300万円)だと説明されています。

この個体は出品開始後に50万ドルの入札が入り、あれよあれよという間に110万ドルに達してしまい、オークション終了まではあと10日ほどを残しているため、このままだと購入価格である290万ドルを優に超えてしまうかもしれません。

1

Image: Bring A Trailer

一方、ちょっとした不安材料もあり、というのもここ最近では「購入価格を下回る金額でしか落札されなかった」ハイパーカーがいくつか登場しているためで、直近だとランボルギーニ・カウンタックLPI800-4が(購入価格の)2,757,616ドルを下回る1,800,000ドルでしか落札されなかった例にはじまり、希望落札価格に達しなかった別の個体が報じられたことも。

アストンマーティンの限定モデルにおいても同様のケースが報告されており、以前ほど「スーパーカーやハイパーカーの相場に元気がない」という話も聞かれ、今回のシアンFKP37の行方については注目が集まるところですね。

合わせて読みたい、関連投稿

レゴによる実物大シアンFKP37がランボルギーニ博物館に展示開始!なんとボディサイズは「ミリ単位で実車と同じ」、使用したブロックは40万個
レゴによる実物大シアンFKP37がランボルギーニ博物館に展示開始!なんとボディサイズは「ミリ単位で実車と同じ」、使用したブロックは40万個

| ボディカラーもランボルギーニの実車と同じ、さらにはランボルギーニのファクトリーにてペイントされる | 「実物大レゴ」の精度はどんどん向上している さて、ランボルギーニがレゴブロックによって作られた ...

続きを見る

ランボルギーニ・シアン・ロードスターが中古市場に8.7億円で登場。なぜ「アヴェンタドールがベースなのに」ここまでの高値で取引されるのか?
ランボルギーニ・シアン・ロードスターが中古市場に8.7億円で登場。なぜ「アヴェンタドールがベースなのに」ここまでの高値で取引されるのか?

Image:iLusso | ランボルギーニはライバルとは異なり「限定モデルを一から特別に開発しない」 | その反面、生産台数を極端に制限する傾向がある さて、わずか19台しか生産されていないランボル ...

続きを見る

ランボルギーニ・シアン
【動画】63台限定のハイパーカー、ランボルギーニ・シアンFKP37が5台も一堂に会する!それぞれ個性の異なる仕様を見てきた

| ここまで仕様を考えるのにも相当に時間がかかったものと思われる | 設計技術や加工技術の新歩によっクルマの表現手法はほぼ無限大に さて、ランボルギーニ大阪さんにて開催されたワークショップツアーに参加 ...

続きを見る

参照:Carbuzz, Bring A Trailer

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->ランボルギーニ
-, , , , ,