| マセラティがここ1年で5度目のリコール |
マセラティがさらに(北米で)リコールを発表。
今回の内容としては燃料ラインからガソリンが漏れる可能性があり、最悪では発火に至る、とのこと。
対象車種はクワトロポルテとギブリ、台数はあわせて1406台で、現在ディーラーでは受注をストップしこの問題に全力で対処している、とのこと。
弱り目に祟り目のマセラティ
マセラティはこれまでもギアやブレーキの問題でリコールを何度か出しており、「かなり」リコールの多いメーカーに(北米では5回め)。
加えて度重なる(生産調整のための)工場稼働休止など、ここ数年はあまり良い話題のないメーカーでもありますね。
なお、現在アルファロメオもマセラティと同じくFCAに属しますが、アルファロメオも新型車「ステルヴィオ」、そして頼みの綱のジュリアにてリコールを発表。
こちらはブレーキフルードが漏れてブレーキシステムにダメージを与える可能性、加えてブレーキが効かなくなる可能性があるとしており、程度や発生率は不明ではあるものの、かなり重大な内容と言えそうです。
FCAにとってマセラティ、アルファロメオは数少ない有力ブランドかつ稼ぎ頭ではありますが、グループ全体として「資金難」でもあり、そのためたびたび「売却」の話も。
今のところFCAは売却について否定してはいるものの、ある日突然売却が発表される日が来るのかもしれません。
あわせて読みたいマセラティ/アルファロメオ関連投稿
マセラティ・レヴァンテ、ギブリ、クワトロポルテにリコール。走行中ギアが「N」に入る恐れ
北米でのリコール調査結果が発表に。ポルシェ、テスラが製品・対応ともに優れるという結果
F1/フォーミュラE参戦どころじゃない!? マセラティが需要急減のため1ヶ月に及ぶ生産休止を発表
マセラティ、アルファロメオにまた暗雲。中国の規制が変わり、販売ペースが一気に1/10以下になる
アルファロメオとマセラティが身売り?FCAが負債補填のために売却を検討とのウワサ