| もうちょっと過激なデザインで登場すると考えていたが |
マセラティの新型スーパーカー、MC20がその公式発表を目前にしてリーク。
おそらくは公式フォトだと思われますが、どうにも隠せないほど全身全霊にて流出しており、マセラティとして「誰だ情報を流したヤツは・・・」といったところなのかもしれません。
なお、こういったリーク画像について、関係筋から削除依頼が入ることもあり、この投稿もそういった依頼があれば削除することになりそうです。
マセラティのどの車種とも似てはいないが
なお、今回リークされた画像を見ると、現行マセラティとは全く異なるデザイン言語を持っているように見え、ヘッドライト形状は縦長そして新しい発光グラフィックを持っています。
ドアは上方に開く「ディヘドラルドア」。
車体構造はカーボンモノコックだと伝えられていますが、サイドシルはかなり低く、これは乗降性に配慮した部分なのかもしれません。
そしてフロントアンダー(底面)は先端にゆくに連れ上向いていて、これもまた日常性を考慮したものだと思われます。
ホイールはマセラティの「トライデント(三叉の銛)」をイメージしたのか、3本スポークがモチーフとされているように見えますね(マセラティは以前より、”3”をイメージしたデザインが多い)。
リアは比較的シンプルで、これもまた今までのマセラティとの共通性がほぼ見られないデザイン。
リアウインドウはおそらく放熱のためのスリットが入った構造を持ち、かつ面積がかなり狭いようです。
なお、リアエンドの形状はかなり独特で、中央を起点にし、左右端にゆくにつれ弧を描きます。
そして後方視界を確保するためか、車体後部にはカメラだと思われる突起も見えますね。
「新生マセラティ」の旗手でもあり、他スーパーカーを凌駕するパフォーマンスを持つと伝えられていただけに、「もっと過激な」デザインで登場するかと考えていたものの、実際には「けっこうマイルド」。
ただ、マセラティはランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンとも差別化を行う必要があり、そこで「優雅」路線を採用したのだと思われ、このマイルドさも計算済みということになりそうです。
マセラティMC20のインテリアもリーク
そしてこちらはMC20のインテリア。
MC20は「レース参戦を視野」に入れたクルマだとアナウンスされていますが、画像を見る限りでは「普通に乗れそう」という印象も受け、かなり乗用車ライク(とくにマクラーレンに比較すると)。
こちらはセンターコンソール。
センタートンネル上を、カーボンファイバー製の「鞍」が覆っているというイメージです。
ドライブモード選択ダイヤルには「WET」「GT」といった文字も確認可能。
なにかに似ていると思ったら
そしてこのマセラティMC20、なんとなく既視感があると思い記憶を探ってみると、それは「ジャガーC-X75」。
007映画「スペクター」に登場したジャガー製のスーパーカーですね。
C-X75はターボとスーパーチャージャーとで加給した1.6リッターエンジン(なんと503馬力を発生!)、そしてこれに最高で390馬力を発生するエレクトリックモーターをドッキングさせたプラグインハイブリッド。※ジャガーによる解説はこちら
0-100キロ加速は6秒以下(実際には3秒程度であったとされる)、最高速度は350km/hをマークするポテンシャルを秘めており、その価格は予価で1億円程度だったとされています。