| マセラティ・グレカーレは諸々の理由にて発売が延期 |
新型グラントゥーリズモともども、最新のデザインを採用した外観を持つことになりそうだ
さて、マセラティが新型SUV「グレカーレ」の最新ティーザー画像を公開。
これは80台ものグレカーレのプロトタイプを用い、マセラティの「トライデント」エンブレムを描いたもので、その全長は100メートルにも及ぶと紹介されています。
なお、グレカーレはもともと11月16日にデビューする予定であったものの、なんらかの理由で(マセラティ上層部がその品質に満足できなかったためだとも報じられているが、公的には半導体不足がその理由だとされている)発表が2022年春にまで延期されることも公式にアナウンスされていますね。
実際にテストしたプロトタイプは250台
マセラティによると、実際に製造しテストを行っているプロトタイプは250台にものぼり、それぞれの役割が割り当てられた上で(高速走行や寒冷地/酷暑環境、ハンドリングなど)テストが続けられ、中国、フィンランド、イタリア、アラブ首長国連邦、アメリカなどを走行していると言われます。
ちなみにこのグレカーレについては、プロトタイプが公道上でクラッシュしたり、なぜかパーツが売りに出されたりと多彩な話題を振りまいており、「別の意味でも」注目されることに。
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カモフラージュされたプロトタイプを見ると、フロントエンドには大きな開口部を持つグリル、先端に向かって下向きに傾斜したボンネットを持つことがわかり、MC20同様の「縦型」ヘッドライトの存在も確認可能。
全体的には丸みを帯びており、しかし実際には(新型グラントゥーリズモ同様に)複雑な曲面にて構成されることになりそうですね。
グレードについては「GT」、「モデナ」、「トロフェオ」の3種類が用意されることが明かされていて、現時点でパワートレインの詳細は不明ではあるものの、グレカーレ「トロフェオ」はパフォーマンスに特化したモデルとなり、ステルヴィオと同じジョルジオプラットフォームを使用すると言われることから、ステルヴィオ・クアドリフォリオと同じ2.9リッターツインターボV6を搭載する可能性もありそうです。※一方、アルファロメオの4気筒を積んだバージョンも登場すると言われる
なお、グレカーレという名はイタリアに吹く北東の風を意味しており、マセラティの伝統に則って「ギブリ」、「ボーラ」「メラク」「カムシン」「レヴァンテ」同様に”風”の名を用いている、ということになりますね。
そしてこのグレカーレのポジショニングについて、位置的には「レヴァンテの下」だとされ、つまりは(マセラティにしては)比較的コンパクトそして(おそらく)安価なクルマということを意味し、ポルシェ・マカン、BMW X3、アウディQ5あたりと競合することになるかと思われます。
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