マセラティが「神話」に触発されたワンオフモデルを予告。127年の歴史を持つ家具メーカー、ジョルジェッティとのコラボにてマセラティの歴史、そして「トライデント」を再解釈

Imgage：Maserai

｜　マセラティほど「神話」に近いイメージを持つ自動車ブランドはほかに例を見ないであろう　｜

ベースとなるのは「風」をその名の由来とするグレカーレ

さて、マセラティが「世界で最も国際的で多彩な観客を魅了するデザインの祭典、2025年ミラノデザインウィークにおいて、イタリアの著名な家具メーカー、ジョルジェッティとの新たなコラボレーションの第一歩を発表」すると予告。

ちなみにマセラティ属するステランティス傘下のブランドは「家具」とのコラボレーションを発表することが少なくはなく、再出発を行ったランチアも「カッシーナ」との提携を発表していますね。

怒らく今回発表されるのは「ワンオフモデル」

今回発表される車両はおそらくワンオフと見られ、その製作を担当するのはマセラティのビズポーク部門「フオーリ・セリエ」。

マセラティ、ジョルジェッティともにイタリアの企業となりますが、この「メイド・イン・イタリー」の二つの象徴の融合により、マセラティいわく「時代を超越したエレガンスと技術革新の完璧な融合を生み出します」。

この”オールイタリアン”のパートナーシップは、細部への細心の注意、完璧の追求、そしてユニークな体験を提供したいという願望という共通の価値観に基づいており、両ブランドは、イタリアの「美しく、精巧に作られた」というコンセプトを体現するため「互いに刺激し合い、新たな創造的な挑戦と旅を生み出すべく」対話を行い、その結果としての「妥協のない品質を求める洗練」を示すともコメントされています。

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「過去110年間、マセラティはジョルジェッティと同様にイタリアのラグジュアリーの代名詞でした。このパートナーシップは、デザインとエンジニアリングの細部にまで染み込んだエレガンスと卓越性の洗練された例であり、非常に嬉しく思います。ジョルジェッティとのコラボレーションは、『メイド・イン・イタリー』のキュレーターとなり、私たちのブランドを団結させる革新、遺産、品質、そして排他性の物語を語りながら、絆と感情を生み出すという私たちのビジョンに完全に適合します」

マセラティCEO　サント・フィチリ

「このパートナーシップは、深い価値観と共通のビジョンを共有するジョルジェッティとマセラティという二つのブランドのアイデンティティの真の表現です。コラボレーション、研究、実験を通じて、いかにして自社のDNAを強化できるかを示す素晴らしい例です。創業127年の当社にとって、これは並外れた活力と革新への欲求の表れであり、常に業界における当社の役割に忠実であり続けます」

ジョルジェッティCEO　ジョヴァンニ・デル・ヴェッキオ

なお、この「ジョルジェッティ マセラティ エディション」のインテリアコレクションは”神話と自然の間の旅”を表しているといい、マセラティの象徴的なシンボルであるネプチューンのトライデントがジョルジェッティの新しいデザインにインスピレーションを与えている、とのこと。

御存知の通りマセラティのエンブレムはネプチューンの持つトライデント（三叉の銛）に由来しますが、今回のワンオフモデルにおいては様々な素材や手法を用いて「海の調和と風の力」「海の深みから無限の空まで、並外れた美しさと力を持つ妖精や生物」が表現されることになりそうです。

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参照：Maserati