| もともとこのカラーが設定されていなかったのが不思議なほどに似合っている |
ホンダが2020年モデルのNSXの受注を開始した、と発表。
2020年モデルについては機能や形状の変更はアナウンスされておらず、ボディカラーとして「インディイエロー・パールII」が追加されたことが最大のトピックのようですね。
なお、2019年モデルについては「サーマルオレンジ・パール」が追加されていますが、こちらはカリフォルニアの「サーマル・レースウェイ(サーキット)」をイメージしたカラーだとアナウンスされています。
現行NSXは2016年に発売され、発売当初のカラーはホワイトやブラック、シルバーといった定番に加え、深いブルーやレッドがラインアップ。
つまりビビッドなカラーが用意されていなかったということになるものの、2019年モデルにはオレンジ、2020年モデルにはイエローという明るいボディカラーが連続して追加されることに。
ホンダNSXの開発拠点は日本へと移動
なお、NSXの開発拠点は2019年から日本に移されているそうですが、今回のインディイエロー・パールIIの追加についてはホンダのNSX開発責任者である水上聡氏が下記のようにコメントしています。
ドライバーとクルマの一体感が生み出す"操る"喜びを追求し、ダイナミクス性能を熟成させた2018年発売の改良に続き、今回は「サーマルオレンジ・パール」に続く"エキサイティングカラーシリーズ"の第2弾となる新色「インディイエロー・パールII」を外装色に追加。初代NSXのインディイエロー・パールにインスピレーションを受けながら、クリアで鮮やかな発色へと時代とともに進化させ、スーパーカーとしての佇まいと力強い存在感を表現するとともに、NSXの世界観、またスーパースポーツならではの"観る・所有する"喜びのさらなる醸成を図りました。
ちなみにもともとの「インディイエロー・パール」は初代NSXだと5番目に人気があったカラー。
インディイエロー・パールはいくつかの市場では”スパ・イエロー”という名称にてNSXに用意されたほか、S2000にも設定されたことでも知られます。
なお、スパ・イエロー/インディイエロー・パールがNSXで選べたのは1997年から2003年で、2004年以降は「リオ・イエロー」へと置き換えられたようですね。
現在NSXで選択できるボディカラーは「クルバレッド」「ベルリナブラック」「130Rホワイト」「ソースシルバー・メタリック」「カジノホワイトパール」「サーマルオレンジパール」「バレンシアレッド・パール」「ヌーベルブルー・パール」ですが、今回ここに「インディイエローパールII」が加わって合計9色、そしてインテリアカラーは「エボニー」「オーキッド」「レッド」「サドル」「インディゴ」の5色。
2020年モデルのNSXはすでに受注を開始しており、ただし購入や商談ができるのは限られた「NSX PERFORMANCE DEALER」においてのみ。
価格は24,200,000円、納車は2020年4月以降、とアナウンスされています。
エンジンは変わらず3.5リッターV6ツインターボ、トランスミッションは9速DCT、駆動方式は4WD(SPORT HYBRID SH-AWD)。
ただし常にハイパフォーマンス版の「Type R」登場のウワサが絶えず、こちらにも期待したいところですね。
VIA:Honda