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三菱が東京MSで展示する「マイテックコンセプト」の概要を公開!ガスタービンエンジンで発電するPHEV、4モーター4WD

2019/10/04

| デュアルモーターAYCを前後に搭載。次期ランエボもこのシステムを希望 |

三菱が東京モーターショーに展示する新型コンセプトカー2台についての情報を公開。
そのうち1台は先日ティーザー画像が公開されたもので、その名は「MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)」。

そしてもう一台は軽コンセプトカー「Super Height K-Wagon Concept(スーパーハイト軽ワゴンコンセプト)」。
実際のところ乗用車・軽自動車の売れ筋は「ハイトワゴン」にシフトしており、非常にタイムリーなコンセプトカーだと言えそうです。

そのほかの展示内容としては今年のジュネーブ・モーターショーにて発表されたエレクトリックSUV「エンゲルベルクツアラー」、加えてアウトランダーPHEV、デリカD:5eKクロス等現行モデルの展示を行う、としています。

ガスタービンエンジンのコストはいかほど?

MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)について、「光と風を感じながら大地を駆け抜ける電動SUV」というコンセプトを持ち、小型軽量化した新型ハイブリッドシステムを採用。

4モーター式4WD、かつ運転支援技術、予防安全技術を詰め込むなど、三菱の掲げるブランドメッセージ「Drive your Ambition」を体現するとし、その車名の由来については下記の通り説明しています。

「MI-TECH」の「M」はMITSUBISHI MOTORSの頭文字、「I」はIntelligent(知性)、Ingenious(創意工夫)、Inspiration(インスピレーション)、Interaction(交流)を意味します。「Tech」はTechnologyの略であり、三菱自動車の将来技術が多数搭載されています。

発電には「ガスタービンエンジン」採用

そしてこのマイテックコンセプトはPHEVといえどもガソリンエンジンを動力源としては使用せず、かわりに「ガスタービンエンジン」を積んで発電を行う、としています。

つまりガスタービンエンジンで発電した電力をもって4つのモーターを駆動するということになりますが、このモーターは「左右対」となる”デュアルモーターAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)”を前後に1つづつ搭載。
高いコントロール製そして走破性を実現するとしており、「エレクトリック」「オフロード」をブランドの核とする三菱らしいクルマですね。

なお、ガスタービンエンジンを積むEVは、コンセプトカー/市販車問わず非常に少なく、思い当たるのは「テックルールズ REN RS」くらい。
このクルマはサーキット専用、そして「億」はくだらない価格を持つと言われますが、そのくらいの価格帯のクルマでないと「積めない」ほどガスタービンエンジンは高価なのかもしれません(もちろん出力にもよる)。

次世代運転支援技術も装備

そしてマイテックコンセプトは「光センサーを用いたセンシング技術」を持ち、これによって検知した情報をウインドウに表示することが可能。
さらにはドライバーへの注意喚起、ブレーキ操作をサポートするMI-PILOT(マイパイロットも搭載している、とのこと。

エンゲルベルクツアラーはこんなクルマ

そしてジュネーブで発表された際にはほとんど話題にならなかった「エンゲルベルクツアラー」ですが、これは次世代SUVを示唆するコンセプトカー。

「エンゲルベルク」はスキーリゾートの名称であり、つまりは高い走破性を持つリゾートエクスプレスである、ということを暗にアピールしているのでしょうね。

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エンジンは2.4リッター、モーターは2つという構成ですが、バッテリー容量を拡大することでEVモードでの走行可能距離を70キロまで拡大し、「山間部など、充電設備がないところでも使用できるように」考慮されています。

デザインは三菱の進める「ダイナミックシールド」を全面に押し出したもので、かなりなインパクトを持っていますね(新型D:5とも共通するルックスだが、今でも新型D:5が前からやってくるとそのインパクトにビビる)。

VIA:MITSUBISHI

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