| 新車とは言えど現時点でスープラの販売台数は「悪くない」 |
トヨタの北米法人が2019年通年の販売状況を発表。
これによると全体での販売台数は2,383,349台で前年比マイナス1.8%という数字に。
そこで気になるのがGRスープラはどうなのかということですが、この販売台数は3,398台という結果となっていて、12月単月で見るとGRスープラは404台、86は276台とのこと。
ただ、これだけではこの数字が多いのか少ないのかちょっとわからず、他メーカーのクルマの販売状況についても見てみたいと思います。
トヨタGRスープラの納車開始は2019年6月から
そこで様々な時計を取っているGoodcarBadcar.netによると、トヨタGRスープラの納車は6月から。
ただ、最新のデータが2019年9月なので、その時点のスポーツカーセグメントにおける登録台数をざっと記載すると下記の通り。
・トヨタGRスープラ・・・514台(6月は320台、7月は643台) ・アキュラ(ホンダ)NSX・・・16台 ・アルファロメオ4C・・・11台 ・アウディR8・・・67台 ・アウディTT・・・112台 ・アウディA5・・・1,646台 ・BMW 8シリーズ・・・374台 ・BMW i8・・・68台 ・BMW Z4・・・247台 ・シボレー・コルベット・・・1,442台 ・フィアット124スパイダー・・・208台 ・フォードGT・・・157台 ・フォード・マスタング・・・5,091台 ・ジャガーF-Type・・・152台 ・マツダ・ロードスター・・・512台 ・レクサスRC・・・334台 ・メルセデスAMG GT・・・347台 ・日産フェアレディZ・・・161台 ・日産R35 GT-R・・・31台 ・ポルシェ718シリーズ・・・271台 ・ポルシェ911・・・911台 ・スバルBRZ・・・111台 ・トヨタ86・・・211台 |
これをざっと見ると、GRスープラはまだ「多い方」。
ただしこれは発売直後でもあり、今後しばらく時間が経過したときにどれくらいの台数に落ち着くかは経過を見守る必要がありそうです。
ポルシェだと911が911台(偶然)、しかし718は271台と少なく、アウディTT、BMW Z4、ジャガーFタイプ、フェアレディZはいずれも「100〜250台くらい」。
そこへゆくとマスタングの「5,091台」というのはかなり多く、逆にアルファロメオ4Cの11台、ホンダNSXの16台というのは絶望的。
なお、日産GT-Rも31台という低空飛行ぶりで、その知名度や人気の割に販売台数がかなり少ないようですね。
次期日産GT-Rはハイブリッド「無し」の可能性が浮上。日産のGT-R開発者「HV化すれば+200kg、2000万円以上だ。そんなクルマは99%がノーサンキューと言うだろう」
ちなみにフィアットはこのペースだと「124スパイダーを継続する価値はない」、アウディもTTの販売台数からすると「存在意義なし」として、それぞれ後継モデルがないことを示唆。
一方で同じくらいの販売台数となるジャガーF-Typeは後継モデルを計画中だと伝えられ、このあたりはメーカーごとの「総販売台数」つまり規模によって判断が異なるとうことになりそう。
なお、日産はGT-Rについて後継モデルを「考えては」いるようですが、このペースだととうてい後継モデルは望めず、ホンダNSXも後継ナシどころか、いつ販売終了になってもおかしくないレベルはありますね。
VIA:Toyota