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トヨタがようやくセダンがオワコンと気づく。セダンは車種整理してクロースオーバーに注力

2018/02/19

| トヨタがようやくセダンを切る気になった? |

トヨタがラインナップを整理し、トラックとSUVに注力する、と発表。
これはトヨタ北米の副社長、ジャック・ホリス氏が米ブルームバーグに語った内容だとされており、北米単独の決定なのか(”トラック”が含まれているので、おそらくそうだと思われる)、それとも日本の本社側の決定なのかは不明。

アメリカでは意外と「2車種しか」トヨタはトラックを持っていなかった

なお同氏によると、カムリ、カローラやプリウスなどメジャーなモデルは残るとされているものの、それらでも「グレード」は統廃合され整理されることになり、人気のないグレードは容赦なく「廃止」されることになる模様。

同様の決定についてはすでにFCA(フィアット・クライスラー)、フォードが行っており、特にフォードは2016年に37%も利益を失って社長が交代。
新しい社長が株主向けに示したのがこの「トラック/SUVに注力」プランとなっており、「株主」を納得させるのに持ち出したのが成長市場である「トラック」ということですね。

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なお、現在のトヨタにおける北米のラインナップは25ですが、そのうち6つがセダン、2つがトラック、6つがSUV。
トラックの「2つ」はタコマとタンドラで、これらはいずれも高い評価を受けているモデルであり、ダッジ・ラムやフォードF-150に対抗できるワイルドなトラックを発売できればシェアを伸ばせるのかもしれません。
SUVにはC-HRやRAV4が含まれ、ホームページには「近日登場(Upcoming)」としてFT-AC、FT-4Xが掲載されており、これらが登場するのはまず間違い無さそう。

それでも驚くのは「セダンには一定の需要があり、ここをしっかり手当することでセダン市場でのシェアを伸ばせる」とも語っていることで、セダンについても車種整理は行うものの「諦めていない」ということなのかもしれません。
たしかにトヨタは「カムリ」というヒット商品を持っていて、ここで踏ん張ればほかがどんどん撤退して行き、結果的に残ったトヨタに販売が「集中」する可能性も。
財力と規模に勝るトヨタならではの戦略ではありますが、セダン市場が活性化する時代はもう二度とこないかもしれない、とも思います。

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