トヨタ・ランドクルーザーは米国においても「長寿」モデルの一つ
トヨタが米国向けとして、米国に1958年に導入して依頼、その長い歴史を称える「ランドクルーザー・ヘリテージ・エディション(Landcruiser Heritage Edition)」を発表。
実車については2月に開催されるシカゴ・オートショーにて公開されるそうですが、これは限定1,200台の特別モデルとなっています。
ボディカラーはブラックとホワイト、エンブレムは「レトロ」風
ランドクルーザー・ヘリテージ・エディションのボディカラーは「ミッドナイトブラックメタリック(Midnight Black Metallic)とブリザードパール(Blizzard Pearl)の二色。
面白いのは「レトロ風の」バッジ。もちろんこれは今回のランドクルーザー・ヘリテージエディションのみの特別装備です。
加えて外装にはダーク系の仕上げが施され、18インチサイズのBBS製ホイールもチタン風のグレーカラーに。
インテリアはブラックレザーをベースとし、ステアリングホイール、コンソール、アームレスト、ドアインナーパネルに採用されるステッチは「ブロンズカラー(これもレトロを意識しているのだと思う)」。
そのほかの装備としてはフロントベンチレーションシート、ステアリングヒーター、4ゾーンエアコン、キーレスエントリー、9インチタッチスクリーン(音声認識、衛星ラジオ、ブルートゥース接続)、スマートフォンワイヤレス充電、JBL製プレミアムオーディオなど。
さらに自動ブレーキ、車線はみ出しアラート、ハンドル操作サポート、追従ドライブ支援機能などを含む「トヨタ・セーフティセンスP」も付与されており、安全装備面でも抜かりなし。
エンジンは標準モデルと変わらず5.7リッターV8(381馬力)、トランスミッションは8速ATとなります。
現行ランドクルーザーは登場10年、今でも世界中で高い人気を誇る
ランドクルーザー現行モデルは登場10年が経過するも必ず「日本国内新車登録ランキング」ベスト50に入っている人気モデル。
その価格、サイズを考えると例外的とも言えますが、それだけランクルの高い人気を裏付けている数字でもありますね。
ランドクルーザーは「極限の地へ行き、生きて帰る」ことを前提にした開発を行っているといい、そのために他のトヨタ車と比べても過酷なテストが行われ、世に送り出されている、とトヨタによって紹介されています。
なお「ランドクルーザー」の名は、「ランドローバー(地上の海賊船)」をに対抗するという意味で「ランド”クルーザー(巡洋艦)”」とトヨタの(当時)取締役技術部長、梅原半二氏がつけたものという説が有力。
おそらくランドローバーの「ローバー」は海賊というよりも”冒険””探査”の意味合いが強いと思われますが、 トヨタのWEBサイトでは、その名称の由来について「英語のランド(Land)「陸」、クルーザー(Cruiser)は「巡洋艦」で「陸の巡洋艦」という意味」だと公式に記載されています。
ランドクルーザーは日本だと1955年からこの名称にて販売されており、同一車名にて販売されるクルマとしては日本でもっとも長い歴史がある、とのこと。