| ポルシェは上海に「エクスペリエンスセンター」をオープン |
ポルシェは中国を「単独の市場」と設定して対中プロモーションを徹底的に強化する模様。
先日は広州に中国で「100ヶ所目」となる販売拠点”ポルシェスタジオ”をオープンさせていますが、上海にも「ポルシェ エクスペリエンスセンター(PORSCHE EXPERIENCE CENTER=PEC)」をオープンさせています。
浦東国際空港の近くにもそのプロモーション用と思われる、実寸の911を2台使用したオブジェがありますが(気がついたらクルマで通り過ぎたので撮影できなかった)、そのオブジェもそうとうなコストが掛かったと思われるもので、とにかくポルシェの中国に対する熱い情熱を実感できる部分でもありますね。
ポルシェ・エクスペリエンス・センター上海にでも行ってみるか
そこでちょっと思ったのはポルシェ・エクスペリエンス・センター上海にでも行ってみるか、とうこと。
ポルシェ・エクスペリエンス・センターはいわばポルシェのテーマパークのようなもので、オンロードやオフロードコースが併設され、そこでポルシェのクルマを借りてぶっ飛ばせるという夢のような世界です(ポルシェによるロサンゼルスのポルシェ・エクスペリエンス・センターの紹介はこちら)。
欧州にはおそらくいくつか、アメリカにはアトランタとロサンゼルスにあり、しかしアジアでは「上海のみ」。
ポルシェによると上海のエクスペリエンスセンターには「Handling Circuit」「Kick Plate」「Low Friction」「Dynamics Paddock」「Off-Road」があり、ほかには「ポルシェカフェ」「レストラン”RS”(パワーが出そうなものが出てきそう)」「ポルシェ・ドライバーズ・セレクション(グッズを扱うショップ)」「レーシングシミュレーター」などがあるようで、これはぜひ行かねばという感じですね。
ちなみにポルシェ・エクスペリエンス・センター上海で体験できる内容はこんな感じですが、施設内のサーキットやオフロードコースだけではなく「シルクロードツアー(面白そうだ!)」といったものも。
施設内のサーキットだと、インストラクターが付いて90分みっちり走って(911で)だいたい4万円くらい。
718ボクスター/ケイマン、パナメーラだと4万円以下、マカン/カイエンでも4万円以下でオフロードをバリバリ走れるようです。
大阪からだと上海は2時間かからずに到着しますし、ポルシェ・エクスペリエンス・センター上海は地下鉄(MTR)でも行けるようなので交通の便も良さそう。
2泊3日でサーキット+オフロード体験といった感じで計画を立ててみようと思います。
ポルシェが9月にはマンハッタンに「The Sound of Porsche」というポップアップストアをオープンさせましたが、今回はロンドンにもオープン。
ポルシェをインタラクティブに体感できる(画像を見ると車体にプロジェクションマッピングのようなものも投影できる?)設備であり、ブランドの宣伝のために活用されるようですね。
具体的にはポルシェというブランドの過去、そして未来について体感することができ、パートナーでもあるBOSEイチオシのヘッドフォンQuietComfortも体験できる、とのこと。
ポルシェとしては、こういった試みを通じて若い層や若い心を持つ人々にアピールしたいと考えており、そのブランドの価値を浸透させたいという意図があるようです。
世界の大都市においては自動車の保有比率が下がっており(パリでは40%まで下がっているという)、人々が車に興味を失ったり、車を購入する人々の年齢層が上がっている、というのは世界共通の(自動車メーカーの)悩みなのかもしれませんね。
ポルシェ・マカンの新しいプロモーション・ビデオ。
駐車場の壁面に大きなモニターを取り付け、駐車場に入ってくる車をマカンに変換して映し出す仕掛けをつくっているようですね。
題して「The Porsche Macan Magic Mirror」ですが、なかなかおもしろい動画です。
動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=B90fb1J4MEM