| ちなみにTjクルーザーの話は出なかったようだ |
さて、北米では2月中旬に様々な自動車メーカー間でのディーラーミーティングが開催されたようですが、そこで語られた情報がいくつか漏れ伝えられているようです。
中には具体的なもの、そうでないものもありますが、まず次期86については2021年6月に、2022年モデルとして発表される、とのこと。
加えてウワサレベルの話だと「255馬力のターボエンジンを積んでGR86として販売され、内装の質感がアップ」するもいうものも。
トヨタそしてスバルはすでに「次期86の開発に取り掛かっている」ということをアナウンスしていますが、今のところ公的にスペックが語られたことはなく、予想できるのは「スバルが新しく(EJ20のかわりに)開発している1.8リッター水平対向4気筒リーンターボエンジンを積むんだろうな」ということくらい。
スバルが長期計画公表。2020年に新型エンジン、2020年代はじめに”ファン・トゥ・ドライブな”EVを投入し、2030年代にはついに全車EVに
今後のトヨタの新型車計画はこうなっている
そのほかにもいくつかの情報があり、その一部としては下記の通り。
・カムリは2021年にマイナーチェンジを受け、2024年にフルモデルチェンジ ・アヴァロン(海外市場専用の大型セダン)は2022年にフルモデルチェンジ ・2021年9月に「カローラクロス」が2022年モデルとして発売開始 ・ミッドサイズクロスオーバー「ヴェンザ(Venza)」が2020年末に発表 ・RAV4は2022年にマイナーチェンジ ・4ランナー、セコイアは2022年にフルモデルチェンジ ・新型ランドクルーザーは北米だと豪華さではなくオフロード性能を押し出して5人乗りのみを販売。発売時期は未定 |
この中でまず興味を惹くのは「カローラクロス」ですが、これはその名から推測できるとおりSUV風味のカローラ(ホンダ・フィット”クロスター”同様、こういった手法が一般化してきた)。
ハッチバックのカローラスポーツをベースに車高をリフトアップし、樹脂製のクラディング/ルーフレール、ロックガード風の加飾を持つ前後バンパーやサイドステップにてアウトドア風味を演出してくることになりそうです。
製造はマツダと共同出資にて建設しているアラバマ工場にて行うことのことで、日本では製造されないか、しかしそれでも発売するのであればアラバマからの輸入という手段を取るのかもしれません。
ちなみに日本仕様のカローラスポーツは堤工場にて製造されているようですね(トヨタの車種別製造工場はこちら)。
ランドクルーザーは「原点回帰」?
なお、次期ランドクルーザーも気になるところですが、北米では「オフローダーとして販売」というところを見るに、新型ランクルはそのルーツに忠実な「世界中どこに行っても生きて帰ってこれる」という究極の悪路走行性能を追求することになりそうです。
価格については「かなり抑えられる」とのことで、今よりもシンプルなクルマとなる可能性も。
となるとランドクルーザーをベースとする「レクサスLX」はどうやって高級感を出してゆくのかという疑問も出てきますが、これはまた「別の」高級SUVを投入することで解決するのかもしれません。
できればランクル一台でオフロード性能と快適性を両立できればとは思いますが、そうすると価格が高くなったり「二兎を追うものは」となる可能性もあって、思い切って方向性をひとつに絞るのだとも考えられます。
トヨタ・ランドクルーザーが2020年8月に「ランクル300」へフルモデルチェンジとのウワサ。「一気にテクノロジー満載の先端車へ」もしくは「シンプルなオフローダー」を貫く?
ちなみにかつては北米で先行販売されると言われたTjクルーザーについては話が出ておらず、日本専売もしくは発売自体が見送られる可能性があるのかも。
ただ、今回のディーラー経由の話は「北米に限って」であり、北米に入っていないモデルは当然ここに含まれていないこと、現在は同じモデルでも異なる仕様で現地生産されていることを考えると、必ずしも「日本市場もこの通り」ではないとは認識しておく必要がある、とは思います。
VIA:Motor1