| GRスープラは、ショップやチューニングパーツメーカーにとって非常に「がっかり」な一台だったに違いない |
この35台+35台=70台というのはかなり「妥当」な数字なのだろう
さて、トヨタが日本国内専用モデルとして、A70スープラ誕生から35年を記念し、「スープラ35thアニバーサリーエディション」を発売開始。
なお、海外ではA40(1978年)から「スープラ」として販売されていますが(日本だとセリカXX)、日本国内だとA70からがスープラと名乗っており、よってこの「35周年」はまさに日本だけということになりますね。
参考までに、日本でのセリカXXを海外(北米)で販売するにあたって「スープラ」と名乗ったのは、「X」の文字が「X指定(成人指定)」を指すからだと言われています。
GRスープラ 35th Anniversary Editionはこんな仕様を持っている
そこでGRスープラのアニバーサリーモデル、「GR Supra 35th Anniversary Edition」ですが、RZとSZ-Rグレードにおいて設定されており、トヨタいわく「希少な限定ボディカラーや、特別なインテリア、装備などを搭載し、その価値をいっそう高めた」仕様。
まずは「RZ“35th Anniversary Edition”」を見てみたいと思いますが、ボディカラーはマットストームグレーメタリックのみ、価格は7,835,000円に設定されています。
特別装備としてはレッドの本革シート、35周年記念カーボンオーナメント、19インチマットブラック鍛造アルミホイール、そして「おくだけ充電」。
GR Supra SZ-R“35th Anniversary Edition”
もう一方の「SZ-R“35th Anniversary Edition”」だと6,535,000円、ボディカラーはホワイトメタリック、アイスグレーメタリック、ブラックメタリック、プロミネンスレッド、ライトニングイエローの5色。
特別装備としてはアルカンターラ+本皮(イグニッションレッド表皮)に加え・・・。
内装、35周年記念カーボンオーナメント、19インチマットブラック鍛造アルミホイール、スポーツブレーキ、ドアミラー(マットブラック塗装)、オルガン式スポーツアクセルペダル/スポーツブレーキペダル。
GRスープラ アニバーサリーエディションの購入方法は「抽選」
このスープラ35周年記念モデルについて、それぞれ販売台数は35台のみに限定されており、販売方法は「抽選」となっています。
2021年8月6日(金) 13:30 ~ 8月31日(火) 23:59の間に申し込みを行い、その後9月7日(火)にトヨタ側が抽選結果メールを送信し、そのメールを受け取った人がすなわち「商談権獲得」ということに。
そして商談権を獲得した後は1週間以内に商談を開始せねばならず(でないと権利を失ってしまう)、さらにそこから1週間以内に契約をする必要があります(同じくキャンセル扱いに)。
なお、この35台というのはかなり少ない数字だと思いますが、裏を返せば35台しか売れないだろうということなのかも。
GRスープラ発売時は相当な話題となり、転売のために相当数のショップがタマを仕込んだものの実際はそれほど人気化せず(話題になるのと、実際に売れるのとでは異なるようだ)、高値を付けたGRスープラの中古がダブついていたという印象があり、ショップにとっては「期待が大きく外れたニューモデル」ということになりそうですね。
実際にスープラが路上を走っている姿を見ることはかなり少なく、そしてカスタムやチューンした車両となるとさらに少ないので、チューニングショップやパーツメーカーにとってもやはり「がっかり」だったのだと思われます。
参照:TOYOTA