| いずれの内容も現代の流れに沿っており、かつレクサスが手を付けてこなかった部分でもある |
新型レクサスNXはひとつのエポックメイキングなモデルになりそうだ
さて、レクサスのグローバルマーケティング責任者、ブライアン・ボレイン氏によると、レクサスには今後3つの変化が起きるだろう、とのこと。
まずひとつは(新型NXで採用された)車体後部の「L」バッジを廃止し、「LEXUS」という文字をフル表示させるというもの。
これについては現在のトレンドだと言ってよく、レンジローバー(これはずっと前からそうしていた)、そしてポルシェ、ハマー、ジープ・グランドワゴニア(これはブランド名ではなく車名を表示)に続くということになりそうです。
いったいこのトレンドがどこから発生したのかは「謎」ではあるものの、今の自動車業界におけるひとつの流行でもあり、レクサス以外にもこれ(リアにはエンブレムではなくブランド名や車名、もしくはその両方を大きく表示)に追随するメーカーがいくつか登場するかもしれません。
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レクサスはインフォテイメントシステムもアップグレード
そして2つ目は「インフォテイメントシステム」。
こちらも新型レクサスNXに導入済みのものが今後ほかモデルにも波及するということを意味し、より使いやすく、Apple CarPlayやAndroid Autoに接続できるタッチセンサー式の新しいインフォテインメント・システムの採用が拡大される見込みです。
なお、レクサスはこのインフォテイメントシステムに(トヨタ本体とあわせて)数百万ドルを投資するなど非常に大きな期待を寄せているといい、インフォテイメントシステムが「弱点」だと指摘されている現状を鑑みるに、既存モデルのフェイスリフトやモデルチェンジを待たずにシステムの入れ替えを行う可能性もありそうですね。
この新しいインフォテインメントシステムの画面サイズは2種類あって、ひとつは1つは8インチ、そしてもうひとつは上位モデルに採用される14インチ。
処理能力の向上により、システムは応答性が向上し、さらには無線での更新を行うことも可能となります。
レクサスは地域ごとに「差別化」
そして最後の変化は「今後、地域によって差別化を図る」というもの。
現時点でも地域によって販売されていないモデルがあったりという状況ではあるものの、今後はさらに地域ごとできめ細かな対応を行ってゆくとし、「製品の多様性を高め、ある市場が他の市場にないものを必要とするという事実をもっと尊重する」ともコメント。
現時点ではそれがどういった変化となって現れるのかはわかりませんが、BMWやメルセデス・ベンツ、アウディが行っているように「ロングボディ」の投入であったり、その国や地域の税制にあわせたパワートレーンの設定ということになるのかもしれません。
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参照:Motor Trend