日本での再再販がウワサされるランドクルーザー70！今もランクル70が現役で販売される豪州では「ハイブリッド化」という話も登場

｜　40年以上も前に設計されたクルマを「ハイブリッド化」というのは他に例を見ない　｜

設計がシンプルゆえ、手を加えやすいのかもしれない

さて、現在日本では再販（再再販）の話が出てきている70系トヨタ・ランドクルーザー。

日本では1984年に発売が開始され、その後2004年に販売が一旦終了するも、2014年に（70系ランクル発売30周年という位置づけで）再販がなされ、そして今回2023年もしくは2024年にも再再販が行われるのでは、と見られています。

なお、2014年に再販がなされたときには「1年間の限定販売」となっていて、1年しか販売されなかったのは「2015年後半から導入される、新しい保安基準に適合しない」ため。

よって、2023年もしくは2024年（おそらくはランクル70の40周年記念として2024年となる可能性が高そう）に登場するかもしれない”再再販”ランクル70はこういった諸問題を解決したクルマになると考えて良いかと思います。

トヨタはランドクルーザー70を「ハイブリッド化」？

そこで今回オーストラリアから聞こえてきたのが「ランクル70がハイブリッド化される」というウワサ。

ランクル70はその信頼性やパーツ供給の豊富さ、修理の容易さから「使役車」として重宝され、今でもオーストラリアはじめ東南アジア、アフリカでも新車で販売され続けているのですが、今回トヨタ・オーストラリアにてセールス＆マーケティング担当副社長を務めるショーン・ハンレー氏が現地カーメディアに対し「（現行の4.5リッターV8ターボディーゼルのかわりに）4気筒ハイブリッド・パワートレインを搭載する可能性がある」とほのめかしており、さらには「ランクル300がV8エンジンを搭載しなくとも受け入れられたのと同様に、ランクル70のハイブリッドパワートレインも問題なく受け入れられるだろう」とも。

今回の発言では「確実にランクル70がハイブリッド化される」と断言したわけではなく、しかし「トヨタが行うこと、そして私たちが考えることのトッププライオリティは、カーボンニュートラルを実現しつつ、その市場に適合することであり、どこかでそれは起こるのです」ともコメントしており、よって、もしハイブリッド化がなされるのであれば、日本でランクル70の再再販が行われる（可能性がある）このタイミングなのかもしれません。

なお、トヨタ・オーストラリアでは、現在ピックアップとSUVボディ両方のスタイルを販売していますが、いずれもシュノーケルが装備されるというヘビーデューティー仕様」。

こういった仕様を見ても、現地のランクル70のポジションがよくわかりますね。

搭載されるエンジンは4.5リッターV8ターボディーゼル、出力は202馬力/430Nm、トランスミションは5速マニュアルのみというシンプルな構成ではありますが、インテリアについては6.1インチのタッチスクリーン、デュアルエアバッグ、エアコンなどの安全・快適装備が与えられ、この画像だけ見ると「現代に設計されたクルマ」のようにも見えます（とても40年前に設計されたクルマとは思えない）。

ハイブリッド化されるとしてもその内容は全く不明であり、マイルドハイブリッドの可能性もあるものの、エンジンが4気筒にダウンサイジングされるのであればマイルドハイブリッドでは消費者の要望に応えるだけのパワーを発揮できず、よってストロングハイブリッドもしくはPHEVの可能性も。

ただし価格が上がりすぎてしまうと、実用者としての側面を損なってしまうので、「プラグインではないストロングハイブリッド」がもっとも妥当な選択肢なのかもしれませんね（そうなるとトランスミッションはATのみとなりそう）。

ちなみにですが、現在オーストラリアではランクル70の需要が非常に高く、受注台数が「生産台数を超えた」としていったんオーダーストップとなっているそうですが、受注を停止した理由の一つとして「パワートレインが変わるから」というものがあるんじゃないかとも考えています。

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参照：CarSales, Toyota Australia