| 欧州や北米、南米と日本とでは「GRの展開」にやや差異があるようだ |
日本でGRといえばやはり「オンロードに特化」というイメージも
さて、欧州にてトヨタ・ハイラックスに「GRスポーツ」バージョンが登場。
「GRスポーツ」は「GR」「GRMN」の下に位置していて、立ち位置としては「スポーツ風味を付与したバリエーション」となっており、このGRハイラックスにおいても、その出力は変わらないものの、ルックスと機能にはいくつかの変化が与えられることに。
参考までに、トヨタによれば「GRスポーツ」はそのモータースポーツのDNAを車両に反映させたもの、「GR」はモータースポーツへの参加を意識した車両、そして「GRMN」はGazoo racingが企画開発したコンプリートカーといった具合に定義がなされます。
トヨタ・ハイラックス GRスポーツはこんなクルマ
そこでこの新型トヨタ・ハイラックス GRスポーツを見てみると、まずダブルキャブモデルのみに設定されており、サスペンションがリフトアップされることで車高は20mm高くなり、さらにはフロントとリアのトレッド(トラック)はそれぞれ140mmと150mm広くなっています。
さらにはオールテレーンタイヤを装着した新デザインの17インチ軽量ホイールが装着され、これらによってアプローチアングルは29度から30度に拡大されることに。
なお、「GR」というとついついサーキット走行モデルという印象が強く、GRバッジを装着する以上、ハイラックスといえどもローダウンされそうなものではありますが、実際にはむしろリフトアップされているのが面白いところ。
ただしよくよく考えてみると、オフロード性能を高めることも立派な「スポーツ性能向上」の手段であり、よって(クルマの性格を考えるならば)このハイラックス GRスポーツの「リフトアップ」は当然なのかもしれませんね。
さらにトヨタはハイラックス GRスポーツの悪路走破性を高めるべく新設計のモノチューブダンパーを組み込み、リアブレーキをドラムからディスクに変更するなど制動力も向上させることに。
そのほかフロントブレーキではディスク容量が大きくなり(ブレーキキャリパーはレッド)、バンパーには専用グリルとエアカーテンが追加され・・・
リアにはスポイラーのような形状を持つスポーツバー、そして専用ベッド(荷台)カバーも。
そのほか各部所は「ブラック仕上げ」となりその雰囲気をぐっと引き締めているようですね。
トヨタ・ハイラックス GRスポーツのインテリアはこうなっている
そしてこちらはトヨタ・ハイラックス GRスポーツのインテリア。
エクステリア同様にダーク仕上げのアクセントが用いられており・・・。
ヘッドレストにはGRロゴの刺繍、そしてシートベルトはレッドに変更されるなど、けっこう特別感のある仕上げがなされているように思います。
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