| 中華バイクの仕上げはちょっと雑だった |
引き続き中国のバイクショーにて。
ちなみに中国では大都市においてガソリンエンジン搭載バイクの使用が禁止されており、展示されているようなガソリンエンジン付きバイクは一体誰がどこで乗るんだろう、とは疑問に思います。
大都市で許されるのは「電動バイク」のみで、そのために中国ではかなり早い段階(記憶では2008年ごろ)から電動バイク、その後にLSEV(ロースピードEV)が登場し、そのため中国は「エレクトリック技術」においてちょっとだけリードしているわけですね。
もちろん当時の中国政府はこういった「エレクトリック時代」を予見していたわけではないと思いますが、結果的にBMWやメルセデス・ベンツ、ホンダ、日産、アウディ、トヨタですら中国のバッテリーメーカーと組んでEVやPHEVを(現段階では中国国内向けですが)製造することになっており、「時が中国に味方をした」例だと言えそう。
日本企業との合弁バイクも
ホンダの中国におけるバイクの合弁企業、新大州本田(もうひとつの合弁、五洋本田もある)。
ホンダのコンセプトバイク(エレクトリック?)。
一応、お約束のお姉さんも。
なお、中国では数年前からモーターショーなどにコンパニオン(ガール)を置くことを禁止しており、それ以降はときおり、こういった普通の服を着た女性が「ときどき(常時ではない)」出てきてバイクや車の説明をする、といった感じ(説明を行うのであれば、ブース要員として認識されるらしい)。
ぼくとしては、そのほうは「女性に群がるカメラ小僧」がいなくなるので車やバイクを見やすくなる、とは考えています。
こちらはSUZUKIじゃなくてSUKUKA。
スズキとの正当な合弁相手、Haojuo。
やはり人気な、レトロルック+サイドカー。
こういったカスタムを行うビルダーがいるようですね。
全身スワロフスキー(眩しすぎてピントが合ってない)。
こちらは中華バイクですが、トラッカー風。
やはり中華バイクの「ZONTES」。
中国のバイクはレトロなものか、逆にトランスフォーマーみたいな「未来に」振った両極端なものが多いようです。
デザイン的にはけっこうイケてるんじゃないかと思うのですが、樹脂パーツの成形精度、シール類の精度などは激しくイマイチ。
これもけっこうイケてる中華バイク。
中華バイクもクルマ同様、数年前までの「完全コピー」が姿を消したように思います。
これまでは中国製バイクというと、日本のバイクと「全く同じ」外装を持つものもあり、ただエンブレムが異なるだけなので「ライセンス生産を行なっているのか」と思ったら実は完全コピー品だった、ということが多かったのですが、少しづつ状況は改善しているようですね。
こちらは警察用バイク(実際に納入している本物)。
台湾のバイクメーカー、KYMCO(キムコ)のブース。
KYMCOはこんなバギーも作っているようですね。
他の画像はFacebookのアルバム「上海で見かけたバイクたち」に保存中。