
| フェラーリV8エンジン搭載の「HF355」、世界でただ1台のスーパーバイク |
「フェラーリのエンジンありき」、既存の車体へのスワップではなく、このエンジンのためにフレームから制作される
ロサンゼルス在住のカスタムバイクビルダー、マックスウェル・ハザン(Maxwell Hazan)が手掛けたのは、フェラーリF355の3.5リッターV8エンジンを搭載した唯一無二のカスタムバイク「HF355」。
「このエンジンを積むために」完全に一からフレームを製作したというハンドメイドのフルカスタムバイクであり、その重量はわずか267kg(油脂類含む総重量、1,000ccスーパースポーツバイクよりわずか60kg程度思いのみである)にとどまるというモンスターマシンです。
ゼロから構築された車体、そして400馬力
高回転型エンジンを搭載し、200馬力超を誇るスーパースポーツバイクは数多く存在しますが、今回紹介する「HF355」はその常識を超越する存在。
当然ながら、市販のバイクにフェラーリのV8を「ポン付け」できるはずもなく、すべてを手作りで構築し、その過程はインスタグラムにて紹介されているのですが、エキゾーストパイプもカスタムビルドの「等長」というこだわりを見せています。
車体外装はカーボンファイバー製ボディワークで構成されており、遠目には一般的なスーパースポーツのように見えるものの、両側に大きく飛び出した2つのシリンダーバンクがこのバイクの異質さを物語るかのようですね。※ただ、過去に登場したマセラティのV8エンジンを搭載したバイク、ダッジ・バイパーのV10エンジンを積んだ「トマホーク」もネットを賑わせたが、それらに比較すると今回のバイクは遥かに「普通のバイク」に近い外観を実現している
その加速性能は未知数、しかしパワーウェイトレシオは驚異的
現在のところ完全には完成しておらず、加速性能や最高速などの正式な数値は未公表ではあるものの、そのパワーウェイトレシオは1,498hp/トンという驚異的な数値を持っており、これはBMW S1000RRの約1,000hp/トンを大きく超え、まさに異次元の世界だと思われます。
ただし「試乗」を行う動画を見ると「けっこう普通に」乗っており、非常に扱いやすい特性を持つのかもしれません。
まとめ:二輪×フェラーリV8という究極の融合
この「HF355」は、市販バイクの限界を超えた存在であり、エンジニアリング、デザイン、そして情熱の結晶と言ってよく、フェラーリファン、バイクマニア、どちらにとっても夢のような一台だといえそうですね(できればエンジンヘッドをレッドにペイントしてほしいものである)。
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参照:maxwellhazan(Insutagram)