シトロエンはけっこう自転車に力を入れているようだ
シトロエンがジュネーブ・モーターショーに展示するコンセプトカー「スペースツアラー・シトロエニスト・コンセプト(SpaceTourer The Citroënist Concept)の画像と情報を公開。
なお、シトロエンは新しく自転車を発売しており、今回のコンセプトカーはこの自転車にあわせたデザインを持っていて、「自転車のプロモーションのために作られた」ものだと捉えて良さそう。
シトロエンの自転車はこんな感じ
こちらがシトロエンの発売する自転車、「Rider the Citroënist by Martone(ライダー・ザ・シトロエニスト・バイ・マートン)」。
「Martone」はニューヨーク在住のクリエイター、ロレンツォ・マートン氏によって設立された自転車ブランド(正確にはマートン・サイクリング)ですが、このマートン氏がシトロエンのためにデザインしたのがこの自転車、ということに。
この自転車は「キャンパー」向けにデザインされたとのことで、今回のスペースツアラー・シトロエニスト・コンセプトもこの自転車と同じカラーを持ち、フレームカラーやシートポスト、チェーンホイールの「ホワイト」、チェーンに採用される「レッド」、その他のパーツのカラー「ブラック」の三色でまとめられています。
タイヤにも「ホワイト」と「レッド」のマークが入り、なかなかに高いインパクトを誇ります。
ちなみに自転車「ライダー・ザ・シトロエニスト・バイ・マートン」のフレームはアルミ、ホイールサイズは700C、内装3段変速を備え、重量は12キロ、価格は11万円くらい、とのこと。
今回のコンセプトカーの荷室に2台を積載できるようですね。
車両の方に目を移すと、アンテナもレッドでオシャレ感の強い仕上がり。
なお、この迷彩風のグラフィックは何を表すのか不明です。
スペースツアラー・シトロエニスト・コンセプトのインテリアレイアウトはドイツのRVスペシャリスト、Pösslによるもの。
助手席が回転して後ろを向くなどの機能を持っています。
そしてシートそのものも非常にオシャレ。
自転車や車両同様のカラーを持ち(さすがにホワイトだと汚れやすいのか、グレーに改められている)、今年見た中では外装含めてナンバーワン。
なおスペースツアラー・シトロエニスト・コンセプトは「移動オフィス」としての機能も持っていて、コネクテッド機能はもちろん、「マルチメディアステーション」も持つとされ、まさに現代ノマドのためのコンセプトカーだと言えそう。
シトロエンはときどきブッ飛ぶデザインや使用を持つコンセプトカーを発表することが多いように思いますが、今回は意外と「普通にカッコイイ」車を出してきたな、という印象があります。
なお、シトロエンは以前にも自転車をテーマにしたコンセプトカーを公開したことがあり、このときはJumpyを改造してシトロエンの「Hタイプ」バン風にカスタム。
この際のパートナーはルコックですが、自転車はどこ製なのか不明です。