
Image:DS
| フォーミュラEの技術と感性がここに融合 |
この記事の要約:3つのポイント
- 4つのチタン表現: カーボンに代わる新素材「クラフト・チタン」を含む、質感の異なる4種類のチタン塗装・素材を採用
- バーナードの魂が宿る: ラッキーナンバー「77」や、DSの好むパープル&ライトゴールドのアクセントを随所に配置
- バーチャルでも走行可能: 2026年中に、Robloxの人気ゲーム「Driving Empire」内で誰でもこのコンセプトを体験可能
4つの「チタン」が織りなす究極の質感
2026年1月9日、DSオートモビルはブリュッセル・モーターショーのプレス発表会にてブランドの新たな方向性を示す大胆なスタディモデル「Taylor made N°4 Concept(テイラーメイド ナンバーフォー コンセプト)」をアンヴェール。
ちなみにフランスの自動車メーカー(DSはじめシトロエン、プジョー、ルノー)はとんでもないコンセプトカーを発表することが少なくはなく、行き過ぎたパフォーマンスを持っていたり、左右非対称であったり、パリコレに出てくる理解不能なアパレルのようだったり、クルマを通り越して建築物のようであったり。
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ただし今回のテイラーメイド N°4 コンセプトは「多少奇抜ではあるが、クルマに見える」ぶん”まだ普通”。
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このテイラーメイド N°4 コンセプトはレーシングドライバー、テイラー・バーナードの個性を反映させた内外装を持つといい、市販車の「DS 4(N°4)」をベースとしてモータースポーツの空力工学とビデオゲームの近未来的な美学を融合させ、DSが提唱する「Art of Travel(旅の芸術)」をスポーツの領域へと拡張した野心作であると説明されています。
このコンセプトカー最大の特徴はDSのデザインスタジオがバーナードの要望(ダークでモノクロームな対比)を反映させて開発したという「4種類のチタン・フィニッシュ」。
- ピュア・チタン(Pure Titanium): 金属の純粋さとラインの精密さを強調する”生の質感”を残したペイント
- リキッド・チタン(Liquid Titanium): 強い光沢を放ち、流れるようなボディラインを際立たせるラッカー塗装
- クラフト・チタン(Craft Titanium): 本モデルの白眉。 従来のカーボンの代わりに、空力パーツ(スプリッターやサイドスカート)に採用された「手揉み加工の金属布」。職人の手作業によるシワが独特の陰影を生み出す
- ブラック・チタン(Black Titanium): ルーフやスポイラーに施された、深く濃厚な黒
デザインとスペック:サーキットとゲームの融合
Image:DS
エクステリアのこだわり
- フロント: 巨大な「N°4」ロゴを配したグリルと、ピクセルデザインの最新ヘッドランプでハイテク感を演出
- スタンス: ワイドトレッド化とローダウンにより、レーシングカーのような踏ん張りの効いた姿勢を実現
- パーソナルディテール: 鏡面やエンブレムにはDS PERFORMANCEの象徴「ライトゴールド」を、ドアハンドルにはバーナードの勝負色「パープル」を配色
市販モデル「DS N°4 E-TENSE」への繋がり
ブリュッセル・モーターショーの会場では、このコンセプトのインスピレーション源となった市販限定車「DS PERFORMANCE Line Limited Edition」も展示されているといい、その場を大きく盛り上げているようですね。
| モデル名 | パワートレイン | 最高出力 | 航続距離/特徴 |
| N°4 E-TENSE | 100%電気(BEV) | 213 hp | 450 km (WLTP) |
| N°4 PHEV | プラグインハイブリッド | 225〜240 hp | EVモードで最大81 km走行可能 |
| N°4 Hybrid | ハイブリッド | 145 hp | 合計航続距離 最大1,000 km |
リアルからバーチャルへ広がるDSの世界
テイラー・バーナードはこのプロジェクトについて、「自分自身の毎日を彩るスポーツカーを夢想し、DSがそれを具現化してくれた。最高にエキサイティングな経験だった」とコメント。
この「Taylor made N°4 Concept」は、単なるショーモデルに留まらず、2026年後半には、Robloxプラットフォーム上のドライブシミュレーター「Driving Empire」に登場することが決定しているとも説明され、世界中のゲーマーがこの「チタンを纏ったDS」をバーチャルで所有し、カスタマイズして楽しむことができるようになるのだそう。
注目すべきポイント:なぜチタンなのか?
モータースポーツにおいてカーボンファイバーは「定番」ですが、あえて「チタン」の多角的な表現に挑んだのが今回のDS。
これは軽量で耐久性が高いという機能面だけでなく、ラグジュアリーブランドとして「他とは違う、より洗練された素材の美しさ」を追求するDSのプライドの現れと言えるところかもしれません。
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参照:DS













