一般に悪いと言われる、ランボルギーニの燃費。
とにかく悪燃費という認識が世間に浸透しており、だいたいリッター2キロくらいという認識があるようです。
実際のところ近代のランボルギーニの燃費はさほど悪くなく、ウラカンでリッター7キロくらい、ガヤルドでリッター6.14キロくらい。
5.2リッターエンジンを積む4WDの車としては上出来ではないかと考えています。
なお986ボクスターSでリッター8キロくらい、997カレラでリッター6.7キロくらいだったので、ウラカンは997カレラよりも燃費が優れる、ということになりますね。
下記はe燃費よりリッター7キロ前後を抜粋したもの。
消費者の投稿による実燃費なので、現状を反映した数字だと思います。
トヨタ・アルファード 8.03km/L
トヨタ・ハイエース 7.97km/L
スバル・インプレッサWRX STI 7.80km/L
マツダ・RX-8 7.53km/L
日産エルグランド 7.26km/L
BMW M3 7.05km/L
マツダCX-7 6.97km/L
日産GT-R 6.78km/L
アウディQ5 6.69km/L
ポルシェカイエン 6.41km/L
ランボルギーニはムルシエラゴ時代に、何年か連続して「もっとも燃費の悪い車を作るメーカー」として北米では有名となっていましたね。
しかしながらランボルギーニも年々進歩しており、今や全車アイドリングストップ装備(!)というエコっぷりを発揮しており、アヴェンタドールとウラカン・スパイダーは気筒休止システムを装備しています。
そのために燃費はどんどん改善しており、燃費が悪い、乗り心地が悪い、うるさい、というのは一世代ふた世代前のランボルギーニのイメージをそのまま引きずっているとも考えられますね。
悪い話はニュースになったり拡散されたり人々の記憶に残りやすく、そのためにこういったステレオタイプな認識が未だ人々の間に根強く残っているものと思われます。
ウラカンLP610-4について、今のところまだまだ走行距離が少ないのですが、満タン法による計測だとウラカンの燃費はリッターあたり8.05キロ。
公称値はリッター8キロなので「当たらずとも遠からず」かもしれません。
なお、ガヤルドLP560-4についてランボルギーニによる燃費公称値はリッター7.1キロですが、ぼくが所有期間通じて計測した燃費はリッターあたり6.1キロ。
今のところウラカンはガヤルドとほぼ同じ使い方をしており、満タン法に寄る計測数値については信ぴょう性が高いと考えていますが、「ガヤルドにおける、公称値と実測値の差」をウラカンにも当てはめると、ウラカンもしばらく計測するとリッター7キロあたりに落ち着くかもしれませんね。
それでも5.2リッターV8エンジンを搭載し、610馬力を4輪で駆動する車の数値としては非常に優秀なんじゃないかと考えています。
ポルシェ911カレラ4の燃費は公称値でリッター11キロ程度であったと思いますが、経験上ポルシェの燃費は公称値の20%レス程度なので(986ボクスターS、997カレラ、981ボクスターではそうだった)、仮にこれをリッター8キロ程度とすると、ウラカンと同程度の燃費、ということになりますね。
なお、ガヤルドの燃費は実測にてポルシェ911GT3(997)と同じくらいであったと記憶しています。
関連投稿:ランボルギーニ・ウラカンLP610-4の平均燃費。現在リッターあたり6.19キロ
ランボルギーニ・ウラカンの平均燃費。
購入から今まで通してリッター6.19キロという数字になっています。
最近は暑くてエアコンの使用頻度が高くなっていること、点検で入庫していたことなどが影響して若干悪めに移行しています。
なお以前に所有していたランボルギーニ・ガヤルドは所有期間通じてえリッター6.14キロだったので、ウラカンの方がちょっといい、というくらいですね。
あまりいい数字とは言えませんが、ウラカンについては5.2リッターV10、610馬力ということを考えると「まだいい方」かもしれない、とは思います。
なお記録している範囲ではレンジローバー・イヴォークが9.34キロ、ポルシェ911(997)カレラが7.14キロ、フォルクスワーゲン・シロッコが15.48キロ、アウディTT(8J)が13.56キロ、ミニクーパーS(R56)が14.95キロ、ポルシェ・ボクスター(981)が11.16キロ(いずれもリッターあたり)。
ランボルギーニ・ウラカン給油。
現在までの平均燃費はリッター5.8キロ。
最高燃費がリッター8.05キロとなっています。
この(平均と最高燃費との)差ですが、購入してからしばらくの間やここ最近は作業に出すことが多く、ちょっとだけの移動やエンジンをかけたままでの作業などがあり、そのために平均燃費が悪化しているわけですね。
最高燃費のリッター8.05キロは作業が無いときに記録したもので、リッター8前後がウラカンの標準的な燃費と考えても良いかもしれません。
なおウラカンはガソリンタンクに80リットル近く入ると記憶していますが、ほぼ空になってから給油すると満タンにするまでの時間がやたら長く感じます。
かつ、流量を大きくすると途中で詰まって溢れかえることがあるのでトリガーを半分くらいしか引いていない状態で給油するので(ぼくはいつもセルフです)なおさらですね。
それにしてもガソリン価格の下落はありがたいもので、直近だとリッターあたり109円(ぼくはエネオス一択です)、最も高いときだとリッター149円。
気になるランボルギーニ・ウラカンLP610-4の燃費。
満タン法での計測ですが、今のところリッター7キロ程度。
慣らし運転を経て徐々に回転数を上げるようにしていますが、現在まだ上限を3000回転程度に抑えていることもあり、まずまずの燃費ですね。
ガヤルドの燃費が所有期間を通じてリッター6.17キロだったことを考えるとやはり登場年月が後になる分、同じエンジンを積んでいてもウラカンのほうが優秀な数値となっています。
さらにウラカン・スパイダーには気筒休止システムが搭載され、おそらく2016年モデル以降のクーペにもこれは採用されると思いますが、そうなるとさらに燃費は向上しそうですね。
ちなみにウラカンにはアイドリングストップが装備されますが、ぼくはアイドリングストップはバッテリーやエンジンに負荷がかかると考えており、これはいつもオフにしています。
なお時期的に暑いシーズンでもあり、エアコンはずっと稼働させたまま。
なおポルシェ・ボクスター(981)の燃費はリッター11.16キロ、レンジローバー・イヴォークの燃費はリッター9.34キロ、フォルクスワーゲン・シロッコの燃費はリッター15.48キロ、アウディTT(8J)の燃費はリッター13.56キロ、ミニクーパーS(R56)の燃費はリッター14.95キロ。
ガソリンについては、異なる銘柄を混ぜないほうが良いという信念のもと、ぼくはずっとENEOSにて給油しています。