先日、ふとしたことで知ったのですが、「ルイ・ヴィトンのダミエやモノグラムの柄の位置やロゴの位置は、その製品によって統一されている」模様。
ちょっと言葉では分かりにくいのですが、上のようなリュックサック(アポロ)だと、どの色、どの個体であっても四角い柄の位置、「Louis Vuitton」のロゴがある場所が同じ、ということです。
当然のようですがこれはけっこう(作る側にとっては)面倒なことで、従って多くのブランドではこういった柄物は「製品ごとに柄の位置が違う」ようになっています。
ですがルイ・ヴィトンの場合は、そのアポロでも、フロントポケットの真ん中に「Louis Vuitton」の文字が来るようになっており、四角(チェック)の配置も全て同じ。
加えて、本体とフロントポケット、サイドなどの「生地を継ぎ合わせている部分」においても「チェックのパターンがちゃんと合っている」わけです。
量産品においてこれを行うのは意外と難しく、そして「無駄になる生地」が出るので生産コストも上がることに。
ですがルイ・ヴィトンはこれらをしっかり合わせており、そこが高価になる一つの理由なのでしょうね(偽物もこれで見分けることができそう)。
なお、どの製品でも「柄の位置、ロゴの位置」は決まっており、例えばこのキーホルダーだと「どの個体でも」この画像と寸分違わぬ位置にロゴとチェックが位置しており、基本的に「上下もしくは左右対称」という法則を貫いているようですね。
ベルトだと上下対称。
スニーカーでも「右の靴と左の靴」が同じ位置に同じ柄があるのはもちろん、同じ製品(タトゥー・ライン・スニーカー)であれば、世界中どこで購入したとしても、ドンピシャでこの画像と同じ位置に「LV」マークや手裏剣がある、ということに。
シャツでも左右の身頃の柄がちゃんと連続しているのはもちろん、「どの個体」でもまったく同じ位置に同じライオンがいる、ということに。
ちょっとこれはぼくにとって「驚き」の事実であり、やはり「ルイ・ヴィトンはさすがに成長を続けるだけはある」「伊達に価格が高いワケじゃなかったんだ」と思った次第。
他にこういったブランドは少ないと思いますが(少なくともグッチはバラバラ)、他にも同様の例があるか気をつけて見てみたいと思います。