| セイコー・アストロンにHonda NSX Limited Edition(SBXB165) |
以前に「ジウジアーロ」モデルを発売したセイコー・アストロンより、今度は「ホンダNSXとのコラボモデル」が登場。
パっと見て「あんまりほかのアストロンと比べて変化がない」と思ったもの、SEIKOのサイトを見るとなかなかどうして、相当にこだわった製品であることもわかります。
印象的には全体的な形状よりも、細部(ディティール)にこだわった、という日本人好みの腕時計に仕上がっているようですね。
アストロンHonda NSX Limited Editionはどんな腕時計なのか
アストロンは言わずとしれたセイコーの看板モデルで、「ソーラー」「電波」「GPS」というまさに無敵の腕時計。
カシオにも「電波ソーラー」はあるものの、「電波」を発していない一部地域(中等など)では時刻情報を受信できず、しかしアストロンでは「GPS」にて現在地を把握して直前の時刻情報から「現在地の時間」を割り出すことが可能です。
ビジネスウォッチとしては比類のない性能を誇り、外観も主張しすぎず適度な大きさや厚さを持っていて、車で言うとレクサスのようなポジショニングだという印象。
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まず本体はチタン製、ベゼルリングはサファイアガラス製。
1000本のみの限定モデルとなっていて価格は30万円(税抜き)。
文字盤のハニカムはNSXのグリルをモチーフとしたもの。
そして文字盤のインデックス(数字)はNSXのメーターに使用されるフォントと同一に。
文字やマーキングはレッドですね。
そしてマニアにしかわからない、「ベゼルの横にNSXの生産工場(PMC=Performance Manufacturing Center)の存在するコロンバスの空港コード(CMH)。
ベルト(ストラップ)はNSXのインテリアをイメージした「ブラック×レッド」。
なおスペアとして「シリコンストラップ」が付属するそうですが、基本的に「メタルブレス」を中心に揃えるアストロンにはかなり珍しい仕様(ノバク・ジョコビッチ・モデルなど一部はラバーベルト採用)。
そしてこれもマニアにしか理解できないであろう、NSXに採用される「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」のコマンダーと同じナーリング加工が施されたリュウズ。
「ブライトリング・フォー・ベントレー」も同じように、実車に施される加工を腕時計に反映させていますね。
そしてさらにマニアックな「プッシュボタン」。
これはNSXのアクセル/ブレーキペダルをモチーフにしているそうで、もちろんこの腕時計専用デザイン。
インデックスにはアストロン初のルミブライト(なぜ今まで採用されなかったのか不思議)。
タキメーターベゼル上の「308」はNSXの最高時速で、これだけがほかの発光色とは異なりグリーンに光ります。
ケースバック(裏蓋)はNSXのホイールを模したデザインに。
もちろんシリアルナンバーも入ります。
正直なところ思った以上のこだわりと特別仕様を持つ腕時計であり、「ちょっと欲しい」と思わせる仕掛けがありますね。
セイコーはアストロンにおいて、今までも多くの限定モデルを発売していますが、おそらくは一番情熱のこもったモデルかもしれません。