| エルメスは意外とこういった機械モノをモチーフとして採用することがある |
さて、エルメスが「600馬力」をモチーフにしたスカーフ「カレH 140 600シュヴォー)を発売。
デザインを担当したのはポスター・絵本作家のヤン・バイトリクで、自動車とバイクのエンジン、その補機類を組み合わせ、「600馬力」をスカーフ上にて表現しています。
なお、名称の「600シュヴォー」は「600CV(600馬力)」を表すのだと思われますが、600馬力級のスーパースポーツ(セダンやSUVも)に乗っている人にぜひ身につけて欲しい一枚だと思います。
エルメス 600シュヴォーのカラーは3色
ちなみにこの600シュヴォーの価格は163,900円、カラーは「マリン」「グレー」「オレンジ」の3色。
こちらはブルー。
こちらはグレー。
モデルさんが身につけるとこう。
ぼくは今までスカーフなるものと縁のない人生を歩んでいますが、雰囲気をエレガントに見せるのに必須のアイテムでもあるため、「いつかは手を出さねばなるまい」と考える製品のひとつ(ただ、自分でも「自分がスカーフを巻いた姿」を想像すると吹き出してしまう)。
ボクはクルマと身に付けるモノとの関連性を重視する
なお、ぼくはクルマと持ち物、着る服などを関連付ける習性があり、ポルシェ・マカンS、そしてランボルギーニ・ウラカンEVO RWDといった青いクルマが納車された後、急激に青い服が増えているのもその現れ。
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ただし関連付けるのは「色」だけではなく、様々な角度から「総合的に見て」判断します。
そしてそれはそのブランド発祥の地であったり、コンセプトであったり、ネーミングであったり、その他モロモロ。
たとえば発祥の地だと、ランボルギーニと同じボローニャのブランドということでCPカンパニーやフルラ、ブルーノマリはちょっと贔屓にしたりします(積極的に選ぼうというほどではないが、選択を迷ったときに有利な要素であるのは間違いない)。
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「コンセプト」という点においては、やはりクルマ愛の強いゴリラウォッチに惹かれるのもひとつの例かもしれません。
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そのほかの些細なことであっても、ぼくは「関連性」「共通性」ということを意識することが多く、そしてそれは商品購入時になんらかの影響を及ぼしている、ということになりますね(そしておそらく、こういった傾向は世間一般に見て少なくはなく、それが「ブランド間コラボ」が行われる一つの理由なのだと思われる)。
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世の中には自動車との関連性が深いブランドも
なお、一見すると自動車と関係のないようなブランドであっても「意外や」クルマとのつながりがあるという例も。
たとえばダンヒルは、もともと馬具専門卸業として1880年に創業し、その後1893年に息子のアルフレッド・ダンヒルが自動車旅行用品製造販売業へと転換したのが現在の原型。
当時は相当数の自動車関連用品を揃えていたようで、当時のブティックの名も「Dunhill Motorities」。
これは「Motoring」と「Authorities」とをかけ合わせたダンヒルのための造語であり、つまりはそれだけ自動車に近いブランドで、当時は「エンジン以外なはんでも売っている」とまで言わることに。
そしてその名残りなのか、現在においてもクルマやバイクと高い関連性を持つ、もしくはモチーフとした製品も多数揃います。※とくに上質なドライビンググローブはオススメ。ときどきアウトレットに出てくる
そしてルイ・ヴィトンはもともと「旅」をルーツとしていることから(ブランドのはじまりはスーツケースやトラベル用トランク)、空(飛行機)、海(船)、陸(自動車)をモチーフとした製品を発売することがありますね。
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そのほかショパールだと、CEOであるカール・フリードリッヒ・ショイフレ氏がポルシェのコレクターであるということから(ポルシェのトラクターすらも持っている)、モータースポーツを意識した「ミッレミリア」を発売中。※一時期、ポルシェのレース活動を支援し、車体にロゴが掲出されていたが、最近は見なくなった
このほか、タグ・ホイヤー、ロレックス・デイトナなど、自動車(モータースポーツ)にゆかりのある腕時計ブランド/モデルも数多く、ときにはそのルーツを探るだけでも楽しくなってしまいます。
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このほかウブロ、プーマやヒューゴボス、トッズ、ダミアーニなど自動車ブランドとの「コラボ」を行なうブランドもいくつかあるものの、そういった商業的理由ではなく「そのルーツそのものに自動車が関わっている」ブランドや製品もたくさんあり、折に触れて紹介してゆくことができればと思います。
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参照:Dunhill, Louis Vuitton, Chopard