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スーパーカー/スポーツカーに乗るということをもう一度考えてみる

2015/02/05

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スーパーカーやスポーツカーに乗る、ということは色々な意味を持っていると思います。
そして同時に危険性もあるわけですね。

スーパーカーやスポーツカーの性能は完全に今の自動車社会においては「無駄」で、実際のところは大型ミニバンやセダンに比べてもさほど燃費が劣るわけではないのですが「燃費が悪い」というイメージを持たれています。
さらにはウルサイ、というイメージもありますよね(実際にガヤルドのエンジン始動時の音は異常ではありますが)。

もちろんスーパーカーに対して肯定的な印象を持ってくれている人も多いのですが、どちらかというと世間的にはあまり良いイメージを持たれていない場合が大半だと感じています。

そのために、とくにスーパーカーを所有する場合、ぼくらは「殆どの人が否定的な意見を持っている乗り物に乗っているのだ」ということを認識する必要がある、と考えるのです。
そのため、ぼくは下記のことを心がけています。
もちろん道徳としては当然のことも含まれ、スーパーカーに乗る乗らないに関係なく気を付ける必要があることばかりです(諸事情により必ずしも100%守れるわけではないのですが)。

・近所の人には挨拶する
・朝10時前には車を始動しない
・夜10時以降に出入りしない
・空ぶかしをしない
・アイドリングをしない
・その他迷惑行為をしない
・交通ルールを守る
・他のドライバーに圧迫感を与える割り込みや無意味な車線変更をしない
・他のドライバーが不快になるような追い抜きや追い越し(走行車線から追い越し車線の車を抜くなど)
・煽らない
・駐車違反をしない

要は周囲に不快感を与えないように配慮する必要があると考えていますし、ほかの人の見本になるような運転を心がけたいと考えているのですね。

ずいぶん前ですが、ぼくがバイクの免許を取得した時、大型バイクに乗っている人の多くが「非常にマナーの良い」運転をしている、と感じたことがありました。
当時は限定解除でしか取得できなかったので大型免許は「限られた」人々のものでしたが、それだけに「限られた」人はほかのライダーの見本になったり、「さすが大型免許を持っている人はモラルが高い」と思える特別な存在だと感じたものです。
そして同時に、すり抜けばかりしている自分の運転を恥じたことを思い出すのですね。

スーパーカーについても同じで、ぼくは「見本になる」とまでは行かないかもしれませんが、少なくともマナーや公衆道徳は守り、後ろ指を指されるような行為はしたくない、と考えています(それでも知らず知らずのうちに、人々に迷惑をかけている可能性があることも考慮し無くてはならない)。
その上で、できれば「スーパーカーに乗る人は、やはりそれなりにきちんとしている」「自分もああなりたいものだ」「将来は自分もスーパーカーに乗りたい」人々が思える運転、行動を心がけたいと考えています。

そして最初に「危険性」と書きましたが、スーパーカーを所有することによって、方方で色々な噂話をされることがあります。
しなみに、ぼくやほかのスーパーカーオーナーさんについて、下記のようにウワサされたりすることがあり、やはり人の噂は怖いなあ、と感じます(もちろんすべてウソで、どこからこういった話が出てくるのかわからない)。

・大企業の御曹司で、仕事もせずに遊んで暮らしている
・死んだ親の遺産でスーパーカーを買った
・納車のタイミングからすると親が死ぬ前には遺産を見込んで注文していたようだ。人間性を疑う
・知り合いにポルシェに乗っている人がいるが、”ボクスターはポルシェではない”と言っていた。ボクスターごときで大きな顔をされても困る

さらには髪の毛を切ったときには「親の葬式でロン毛はまずいので髪を切った」というウワサまで出てきて、スーパーカーに乗ると散髪まで話のネタになるのか、と驚いたりします。

lamborghini huracan

要は何をしても(たとえ何をしなくても)、スーパーカーを買ったというだけで世間の反発を招き、ここまで言われる可能性がある、ということです(”だけ”というのはスーパーカーを購入する行為を軽視しているわけではなく、”車を買っただけ”であり、犯罪を犯したわけではないということ)。

もちろんオーナーさんの人間性によってどう言われるかは変わってくるとは思いますが、噂話をする人たちの雰囲気を見ていると、どうやっても反発意見を消すことは難しいんじゃないかとも感じます。
そのために、普通の人よりもさらに「正しい」行いをしなくては、そのマイナスイメージを補うことは難しいんじゃないかとも思います。

ぼくも方々で色々言われていることと思いますが、何を思うのか、何を言うのかは人の自由なのでそれを制限することは不可能で、かつ制限したいとも思いませんし、それがぼくの考える、スーパーカーを所有することのリスクですね。

しかしそれでもハイパフォーマンスカーを所有したい、いやしかし世間の目が気になる、という人にとってはアウディのRS、メルセデス・ベンツのAMGシリーズは最適なのかもしれません。
素人目には普通のアウディやメルセデス・ベンツと同じに映りますし、しかしエンジンはスーパーカー並み、というところが所有意欲とリスクヘッジをうまくバランスさせているようにも思います。

lamborghini huracan

なお、万一ぼくが何かで逮捕された時(たとえそれが冤罪であっても)、周囲の人々、かつぼくを全然知らない人までが「あの人はいつか(こういうことを)やると思っていた」「いつもスーパーカーを乗り回して、なにか悪いことをしているのではないかと思っていた」と言うんだろうなあ、とは思います。
ただ、そういったことを言われないよう、上述のように日々品行方正には生きたいと考えていますし、「あの人に限ってそういったことはしない」と援護してくれる人のほうが多くなるようにしたいとも思います。

加えて噂話というのはあくまでも「噂」であり尾ひれがつくので、ぼくの耳に入るときには(自分のことでも)とんでもない話に膨れあがっていることが多く、ぼくの知らない人がぼくについて「すごく良く知っている」「あの人はこういう職業の人だ」と事実と全く違うことを話していることもあり、それはそれで、こそばゆい気持ちになったりします。

ぼくはとくに噂話を気にしたり、人の顔色を伺うタイプではありませんが、やはり人々を不快にさせる行為は避けたいと考えていますし、悪く思われるよりは良く思われたほうがいい、とは考えています。
そして、わざわざそのために自分の信念を曲げようとは思いませんが、可能で無理の無い範囲では「できること」をしようと思いますし、そうすることがきっと正しいのだろう、とも考えています。

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