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アストンマーティンの量産車史上”最強”、835馬力を誇る新型ヴァンキッシュに試乗してきた。いやはやスゴい迫力だなこのクルマは【動画】

アストンマーティンの量産車史上”最強”、835馬力を誇る新型ヴァンキッシュに試乗してきた。いやはやスゴい迫力だなこのクルマは【動画】

| 新型ヴァンキッシュはこれまでのアストンマーティンのエッセンスが凝縮された1台でもある |

そしてこの高級感はほかのライバルたちが持ちえないものである

さて、解禁となったばかりのアストンマーティン・ヴァンキッシュに試乗。

今回このヴァンキッシュに乗せていただいたのはアストンマーティン大阪さんで、しばらくの間疎遠になっていたものの、以前に別のディーラーにてお世話になったセールスさんがアストンマーティン大阪さんに移ってこられたため、今回あらためてお付き合いを再開させてもらったわけですね。

アストンマーティン大阪

住所:〒556-0023 大阪市浪速区稲荷1丁目9−22

ウエブサイト:https://hakko-lr.com/astonmartin-osaka/

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アストンマーティン・ヴァンキッシュはさすが「フラッグシップとしての風格」を持っている

そこでまずはヴァンキッシュの外装を見てみると、まず目を引くのはDBS770 アルティメットよりも13%も面積が拡大したフロントグリル。

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さらには放熱のためにフロントフード上にダクトが設けられていますが、これはDBS770アルティメットやヴァンテージV12の「ホースシュー」とは異なる形状。

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ヘッドライト内部にはナーリング加工がなされたパーツが用いられ・・・。

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モノリスのような発光エレメントも(様々な素材そして加工が用いられる)。

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ウイングエンブレムはブラック仕上げで・・・。

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車体に用いられるアクセントは「ゴールド」。

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フロントスプリッターはかなり出っ張っており・・・。

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サイドステップも同様です。

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ボディ下部はぐっと絞られ、これによって前後とくにリアフェンダーが大きく張り出して見えるようですね。

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リアフェンダー前には「フィンっぽい」構造を採用し、全体的に見て(これまでのアストンマーティンにはない)複雑な構造を持つように思います。

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複雑といえばホイールも同様ですね。

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サイドスカットルはカーボンファイバー製。

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リアクォーターウインドウはホフマイスターキンクっぽい形状。

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ちなみにドアミラーの「鏡面」はハウジングとツライチで「ベゼルレス」のような構造を持っています。

これで「どうやってミラーの角度を調整するの?」と疑問に思ってしまいますが、このミラーは「(カーボン製の)ハウジングごと」動いて鏡面の角度を変化させるわけですね。

アストンマーティンがこういった特殊な構造を採用した理由はわかりませんが、ぼくとしては「この構造を採用することで、ドアミラーのハウジングそのものを(ミラーと一体化できるので)小型化でき、それによって空気抵抗を小さくできるうえ、カッコよく見えるからであろう」と推測しています。

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ちなみにドアミラーのステーはかなり長く、そのためミラーが横方向に突出しているので「より広い範囲を」ミラーが捉えることが可能となっています。

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リアエンド形状は「ダックテール」。

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リアフェイシアはカーボンファイバー製、そして「ASTONMARTIN」文字もブラック。

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テールランプはヴァルカンで採用された「モノリス」っぽい形状で・・・。

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上から見るとこう。

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テールパイプは二重構造を採用し、外側にはリブが入り「ジェット戦闘機風」。

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テールパイプ周辺はこんな感じで・・・。

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ディフューザーのフィンもゴールド。

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ルーフからリアウインドウ、リアデッキにかけての形状もヴァンキッシュ特有で、非常に特別感があるモデルといった印象を受けます。

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そしてリアフェンダーの張り出しは「アストンマーティンならでは」。

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外装の紹介だけですっかり長くなってしまいましたが、次回は「内装」そして実際の「試乗した印象」についてお届けしたいと思います。

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なお、新型アストンマーティン・ヴァンキッシュのスペックをまとめてみると以下の通り。

新型アストンマーティン・ヴァンキッシュのスペック

  • エンジン:​5.2リッター V型12気筒 ツインターボ(ハンドビルド)

  • 最高出力:​835PS / 6500rpm

  • 最大トルク:​1000Nm / 2500–5000rpm

  • トランスミッション:​ZF製 8速オートマチック(リアミッド搭載)

  • 駆動方式:​後輪駆動(FR)

  • 0–100km/h加速:3.3秒

  • 最高速度:​345km/h

  • 車両重量(乾燥):​1774kg

  • ボディサイズ:​全長4850mm × 全幅1980mm × 全高1290mm

  • ホイールベース:​2885mm

  • タイヤサイズ:​フロント275/35ZR21、リア325/30ZR21(ピレリP Zero)

  • ブレーキ:​カーボンセラミック(前410mm / 後360mm)

  • 生産台数:​年間1000台以下の限定生産

アストンマーティン・ヴァンキッシュを試乗してきた際の動画はこちら

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