アウディ、メルセデス・ベンツ、BMWの上級モデルに装着される純正高級オーディオを比較した動画公開に。
アウディとBMWは「バング&オルフセン(Bang & Olufsen)」、メルセデス・ベンツは「ブルメスター(Burmester)」。
それぞれの動作や設計思想、設定方法や開発者インタビュー、プロモーション動画の抜粋が収められています。
やはり有名なのはアウディのバング&オルフセンで、ツイーターに備わるアコースティックレンズ、そしてそのツィーターが電動にてポップアップする様がなんともナイス。
ポップアップしなくてもずっと出しておけばいいはずなのですが、こういった「動き」にこだわるのはアウディならでは。
それなりの価格帯の車に装備されるので、見た目の満足度もちゃんと演出してくれているわけですね(音がいいだけで視覚的には普通、だとつまらない)。
こういった「動き」のあるオーディオを最初に取り入れたのはアウディだと記憶しており、そこはやはりほかメーカーがそれまでに手をつけなかった「パネルのチリ」や「ライトの”光り方”」というところにいち早く着目し、そこで「プレミアム性」を演出してきたアウディならでは、というところですね。
※最近だとアウディTT向けに14万円でオプション設定されるなど、比較的低価格になってきている(システムも簡略化されているはずですが)
なお、このシステムは7.1chへと音声データを変換して車種ごとに最適なスピーカー配置を行い、高音質を実現するもの。
オプションとしても用意されますが、中古車でこれを装着しているのはほぼ見かけず、(オプションでの)装着率は高くないようです。
メルセデス・ベンツにはブルメスター・サラウンドサウンドシステム。
これもAピラー根元に内蔵されたツイーターが「回転しながら出てくる」というアクションを持ち、かつ複雑な加工を伴うグリルが「いかにも」な高級感を持つものです(光るのもメルセデス・ベンツだけ?)。
なお、メルセデス・ベンツは純正にてソニックデザインとコラボした「ソニックデザイン・サウンドスイート」なるオプションがあって、これはソニックデザインの「ハウジング一体型」というメリットを生かし、お手軽にサウンドを向上させようというもの。
BMWもやはりバング&オルフセン製の高級オーディオを搭載しますが、さすがにアウディ同様の動きを持たせるわけにもゆかず、フラップのように一箇所を視点として開閉する動作を持っています。
BMWは普及価格帯の選択肢として「ハーマンカードン」をオプションとして用意していますね。
自動車メーカーとオーディオメーカーのタイアップだと、レクサスはマークレビンソン、ポルシェのオーディオはボーズ、さらにブルメスターも用意され(70万円以上する)、レンジローバーはメリディアンやハーマンカードン、マクラーレンもメリディアン、といった感じで純正装着もしくはオプション設定が。
ランボルギーニはアヴェンタドール、ウラカン共に専用のサウンドシステムをオプションで用意しているものの、製造元は不明です(ランボルギーニは基本的に供給先をあまり明かさないことが多い。一方でフェラーリはホームページでサプライヤ一覧を公開するなど、その姿勢に大きく差がある)。
https://www.youtube.com/watch?v=xW_dOkDwJ3Y