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ポルシェ928は今年で40周年。ポルシェは「4ドア」「オープン」等ワンオフモデルを持ち込み祝典開催

2017/08/16

| 定期的にポルシェ「928復活」のウワサが出てくるが |

ポルシェ928は今年で40周年を迎えるそうですが、ニュルブルクリンクにて40周年を祝うイベントを開催する、とのこと。
ポルシェ928は1977年にポルシェ911の「代替」として登場。
今では信じられないことですが、ポルシェは911のレイアウトに限界を感じており「911をやめよう」とした時期があって、ちょうどその時に911に代わる車として登場したのが928、ということですね。

928は当時のポルシェにおける「フラッグシップ」でフロントにポルシェ初のV8エンジンを搭載しており(つまりポルシェは水平対向6気筒、もちろんRRをやめたかった、ということに)、トランスミッションは車体後方に装着される「トランスアクスル」。

加えて現在フェラーリやランボルギーニが採用している「リアアクスルステアリング」と同じ働きをする「ヴァイザッハ・アクスル」も持っており、相当にコストのかかった車でもあります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は porsche-928-01.jpg です

他にもインテリアのデザインやバッテリー搭載位置/方法など革新的な手法が多く、しかし価格も当然「かなり高く」なってしまい、911の後継としてよりも「ラグジュアリーGT」として捉えられたようで、しかし1995年までに「928」「928S」「928S2」「928S4」「928GT」「928GTS」と進化したりバリエーションを追加しながら継続販売されています(総販売台数は6万台程度)。

色々な意味で「ポルシェらしくない車」であると同時に「ポルシェらしい」意欲的な試みが盛り込まれた車でしたが、結果的に911のピュアさを際立たせる結果となってしまい、ポルシェに対しては「911を存続させざるを得ない」「911をやめるのではなく、911を核とした戦略に変更せざるを得ない」ということを強く認識させる結果となったのかもしれません。

なお今回のイベントにおいて、ポルシェはワンオフの4ドアプロトタイプ、生産に移されなかったコンバーチブルのプロトタイプなど希少なモデルを持ち込む、とのこと。

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