ランボルギーニによると、「ウルスはニュルブルクリンクにおいて、SUV最速のタイムを記録することになるだろう」とのこと。
これはランボルギーニの開発部門のチーフ、マウリッツォ・レッジャーニ氏が語ったもので、現時点でアルファロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオの持つ記録を上回るということを意味します。
ただし、以前にランボルギーニは「ウルスはニュルでの公式アタックを行わない」ともコメントしており、これが翻意されたのか、もしくはウルスは「最速のポテンシャルを持つ」という意図なのかどうかは不明。
なお、現在ニュルブルクリンクにおいて、SUV「最速」の座はポルシェ・カイエン・ターボSの7:59,74となりますが、いかに「SUV最速」といえどもカイエンのタイムはスポーツカー、サルーン含む市販車の総合ランキングだとベスト50にも入らない、というもの。
おそらくは近いうちに(サルーンにおけるこれまでの”最速”であったパナメーラ・ターボSのタイムをアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオが更新したように)カイエン・ターボSの記録をステルヴィオ・クアドリフォリオが塗り替えるものと思われます。
もしステルヴィオ・クワドリフォリオの記録をその後にウルスが書き換えたとしても、ポルシェは新型カイエン(ターボS Eハイブリッド?)をもって「SUVニュル最速」の座を狙うはずなので、短期間でそのトップが入れ替わることになるのかもしれません。
マウリッツォ・レッジャーニ氏は「ウルスの最高時速は300キロを超える。なぜならそれはランボルギーニだからだ」と語っており、「それは我々のDNAだ」とも。
現在最高速度が300キロを超えるSUVはベントレー・ベンテイガのみですが、ポルシェは新型カイエン・ターボSで300キロを超えると思われ、アウディもRSモデルではその可能性大。
SUV戦国時代がここに始まる、といった感じですね。
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