
Image:monaco_cars_luxury_(Instagram)
| メルセデス・ベンツ CLK-GTRの運転は「困難を極める」と言われている |
この記事のポイント
- アロンソの私生活:クリスマス休暇を過ごすモナコにて時価1100万ドル(約16億円)超の愛車をドライブ
- 伝説のホモロゲ車:1990年代のGT1レース参戦のために生まれた、世界限定28台の「CLK-GTR」を所有
- 究極のスペック:6.9L V12エンジンを搭載し、最高速度322km/hを誇るモンスターマシン
休暇中の「足」は世界に28台の超弩級ハイパーカー
F1の現役レジェンド、フェルナンド・アロンソ。
自身の居住地でもあるモナコにてガールフレンドと共にクリスマス休暇を過ごす姿が目撃されており、さらに伝説のホモロゲーションモデル「メルセデス・ベンツ CLK-GTR ストラッセンバージョン(公道仕様)」をドライブする姿がインスタグラムへとアップされることに。
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20億円がモナコを走る衝撃
アロンソがドライブしていたCLK-GTRは、現在の中古車市場では16億円を下らない価値があるとされ、このクルマは1990年代後半のGT1レースにおいてマクラーレンF1やポルシェ911 GT1と覇を競うために開発されたレーシングカーを「そのまま」公道仕様に仕立て直したもの。
「スーパーカーやハイパーカーだらけ」だとされるモナコの煌びやかな街並みにおいても、その低くワイドなシルエットと巨大なリアウィングが異彩を放っていることがわかります。
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スペックと背景:GT1黄金時代の遺産
CLK-GTRは、単なる高級車ではなく「公道を走れる許可を得たレーシングカー」そのもの。
販売は各地のディーラーではなく「メルセデス・ベンツ本社から」行われたとされ、その際には「運転・操作」についてのトレーニングが行われたといい、つまるところ「それくらい運転が難しい」クルマとしても知られます。
主要スペック一覧
| 項目 | 詳細 |
| エンジン | 6.9L V12 自然吸気エンジン |
| 最高出力 | 622 hp / 6,500 rpm |
| 最大トルク | 731 Nm / 5,250 rpm |
| 0-100km/h加速 | 3.8秒 |
| 最高速度 | 322 km/h |
| トランスミッション | 6速シーケンシャル・マニュアル |
| 生産台数 | 合計28台(クーペ20台、ロードスター6台、プロトタイプ等) |
Image:Mercedes-Benz
このクルマが「いかに希少」であるかは、最近のニュースからも知ることができ、先日、米ロサンゼルスではさらに希少な「ロードスター版(時価約19億円)」がFBIに差し押さえられたことが大きな話題となったばかり。
それほどまでにこのクルマは世界の富裕層やコレクター、そして法執行機関までもが注視する「究極の資産」というわけですね。
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Image:Mercedes-Benz
参考までに、1990年代後半の「GT1」クラスは自動車メーカーが「レースに勝つためにまずレーシングカーを作り、それを無理やり公道仕様として数台だけ販売する」という手法が許された「ある種の狂ったような」時代の産物でもあり、このCLK-GTRもエアコンや内装こそ多少整えられてはいるものの、シャシーや足回りは”競技用車”そのものというクルマ。
オーナーには、(上述の通りの)プロ級の運転スキル、そしてどんな故障も厭わない膨大な維持費を賄える経済的余裕が求められます。
アロンソの「本物志向」が選んだ1台
アロンソは最近、自身のエンツォフェラーリをオークションに出品し高値で売却したことでも知られていますが、一方で「より運転のハードルが高いCLK-GTRを維持していることが今回の動画によって明らかに。
つまるところ、この事実は彼が単なるブランド好きではなく、真に歴史的な価値と走りの刺激を持つ「本物」を愛するペトロヘッド(車愛好家)であることを物語っていますが、F1のオフシーズン、時価16億円の怪物でモナコを流す。
そんな映画のようなライフスタイルを送れるのは、世界でもフェルナンド・アロンソただ一人かもしれませんね。
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参照:monaco_cars_luxury_(Instagram)













