F1直系テクノロジーを持つだけにF1ファクトリーで製造
メルセデスAMGのハイパーカー、「プロジェクト・ワン」がイギリスにあるメルセデスAMG F1チームの工場で製造される、とのこと。
プロジェクト・ワンはF1と同じエンジン(1.6リッターV6)を使用していますが、そのほか多くの技術が「F1由来」。
そう考えるとわざわざ別のところで製造するよりはAMG F1チームの工場で製造した方が「慣れたメカニック」が組み立てることになるので効率は良さそう(品質も)。
どうなる「One man, One engine」
なお市販車のメルセデスAMGは「One man, One engine.」がモットーで、これは読んで字のごとく「一人のマイスターが一基のエンジンを最初から最後まで組み立てる」もの(そのためエンジンには組み立てを担当したマイスターのネームプレートが誇らしげに輝く)。
プロジェクト・ワンにおいてもこの哲学は引き継がれそうですが、エンジンそのものもAMGのアファルターバッハではなくイギリスのF1ファクトリーで組み立てられることになると思われ、しかし格式を重んじるメルセデス・ベンツだけに何かこだわりのある製造方法を採用しそうですね。
プロジェクト・ワンは先のフランクフルト・モーターショーでその姿や技術が公開されたものの、まだまだ「発売までに調整を要する」としており、市販モデルは「さらにスペックが向上する可能性」も。
この辺りはおそらくアストンマーティンの発売するハイパーカー「ヴァルキリー」との兼ね合いとなりそうで、お互いに様子を見ながら最終スペックを調整するのかもしれません。