ランボルギーニはシューティングブレークの夢を見るか
デザイナー、Igor Sitikovさんの考えた、「Lamborghini Shooting Brake Concept(ランボルギーニ・シューティングブレーク・コンセプト」(レンダリングの作成自体は数年前で、今回ディティールアップが施されている)。
文字通りシューティングブレーク(ワゴン)ボディを持つランボルギーニの新型車ですが、なかなかに格好良いルックスを持っています。
現代のランボルギーニにおけるエッセンスを集約
デザイン的には「ガヤルド」「エストーケ」「ウルス」等、近代におけるランボルギーニ各モデル(コンセプトカー含む)のデザインを集約。
その上でリアに極端にボリュームをもたせたデザインとなっており、ランボルギーニらしい力強さを感じさせますね。
ホイールアーチにはガンディーニっぽい形状をもたせ、ルーフにも「Y」を再現するなどランボルギーニのデザイン言語をしっかりと反映させた作品となっています。
今のところ、ランボルギーニからこういった「シューティングブレーク」登場の可能性についてはまったく不明。
ただしフェラーリ「GTC4LUSSO」、ポルシェ・パナメーラ「スポーツツーリスモ」、アストンマーティン・ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレークのように幾つかのスーパーカーメーカーが興味を示すジャンルでもあり、将来的にわたり「無い」とは言えないかもしれません。
現実的にはランボルギーニが過去のコンセプトモデル「エストーケ」をポルシェ・パナメーラをベースとしてよみがえらせるという話も出ており、そしてパナメーラはワゴンボディ「スポーツツーリスモ」を持っているため、物理的にはさほど難しくないと思われます。
ただし現在のところランボルギーニはその新型SUV「ウルス」に集中する必要があり、そして次は「ミウラのような優雅なスポーツカー」もしくは「エストーケ復活」、さらには「アヴェンタドールの4座」という話もあり、加えて「ヴェネーノ」「チェンテナリオ」の次となる超限定シリーズについても検討中とされ、当面「シューティングブレーク」が介在する余地はないのかもしれません。
あわせて読みたい、外部デザイナーによるランボルギーニのコンセプトモデル関連投稿
ランボルギーニはそのエクストリームなデザイン、そして過去に豊富なヘリテージを持つためか、デザイナーにとっては常に興味の対象。
これまでにも様々なデザインスタディが公開されています。
【まとめ】どんなものがある?ランボルギーニのコンセプトカー(アーティスト編〜2)
ランボルギーニが無人レースに参加するとこうなる。「ランボルギーニAffermazione GT」
現代(未来)にランボルギーニの4座クーペ、マルツァルが蘇ったら?「ランボルギーニMRZL」プロジェクト
ふたりのデザイナーが考えた「2030年のランボルギーニ」、Bandidoが登場
ちょっと珍しいランボルギーニのコンセプトカー。ロボレース用の「スペクトロ」
ウインドウに直接情報を投影するランボルギーニのコンセプトカー「LV-426」