凄いカスタムカーが来た。アイアンマンのためのチューンド・マスタング
チューニングカンパニー、スピードコア(SpeedKore)がアイアンマン役で知られる俳優、ロバート・ダウニーJr氏のために作ったフォード・マスタングBOSS 302を公開。
エンジンにはフォード・パフォーマンス製の5リッターV8を採用し、さらにはステージ2スーパーチャージャーを搭載。
フォード・パフォーマンスはフォード直系となる「走り系」オプションを販売する部門ですが、メーカー自らこういったエンジンそしてスーパーチャージャーを提供しているということになり、「さすがアメリカ」ではありますね。
ボディパーツは最新の素材を使用
出力や最高速、加速性能は未公開ですが、トランスミッションはBowler製T56、デフはDetroit Speed製9インチ、と公表されています。
なおボディカラーはPPGカーキイエローとのこと。
フロントバンパーやフロントスポイラーはカーボン製。
フロントフェンダー前のエアインテークにもカーボン柄が見られ、この部分もカーボン製と思われます。
ドアミラーもカーボン製。
リアバンパー、テールエンドもカーボン製。
バンパー類はもともとスチールにクロームの仕上げがほどこされていたものであったと思われますが、これをカーボンへと置き換えるのはかなり珍しく、そしてインパクトのあるカスタムですね。
ホイールはRSSワタナベ風のHRE製。
グリルもはブラック、そしてボンピン仕様。
マスタングのエンブレムはマットグレー仕上げですね。
リアのエンブレムもマットグレー。
インテリアも渋い。センスの光るカスタムだ
内装はブラウンレザーとクロス。
バケットシートの切り返し、そしてざっくりとした質感をもつクロスの選択が光ります。
現在は「非レザー」の使用が拡大していますが、今後も様々な素材を使用するチューナーが出てきそうですね。
レトロなバックル式ベルトを採用。
バックルそのもの、そしてスイッチ類もそうですが、これらも外装同様に「クローム」ではなくマットグレーの仕上げが施されている模様。
トランク内もブラウンレザーと美しいステッチ。
エンジン、スーパーチャージャーは凄みのあるブラック。
アメ車というとクロームやポリッシュ仕上げが多いものの、このマスタングではそれらを一切排除しているのが新しいと思います。
エンジンルームにもカーボン。
ブレット風パーツも使用されており、仕上げはやはりマット。
サンドブラストもしくは梨地ペイントかも。
SEMAにはこういった「とてつもない情熱が込められた」車が登場しますが、昨年もやはり美しいマスタングが出品されています。