★ベントレー・コンチネンタルGTのレーシングバージョンが登場★
ベントレーが新型コンチネンタルGT3を発表。
これは今年8月に発表された新型コンチネンタルをベースにした競技用車両ですが、フロントの巨大なカーボン製スプリッター、そしてやはり巨大なリアウイングが大迫力。
公道走行可能なコンチネンタルGTのエンジンはW12/6リッターツインターボですが、このコンチネンタルGT3は4リッターV8エンジンを採用。
重量はなんと公道バージョンからマイナス944キロ
おそらくは重量配分の問題からの変更と思われますが、このエンジンはドライサンプ化され2基のターボチャージャーを装備。
出力は550馬力以上とされています。
もちろん足回りも強化されてサスペンションの変更やブレーキのグレードアップも。
一番のトピックは「軽量化」で、このコンチネンタルGT3の車体重量は1300キロ以下。
公道走行可能なモデルから944キロも削ったことになりますが、これはボディパネルのカーボン化、そして内装の簡素化によって達成された、としています。
ルックスは大きく変更され、前後フェンダーは思いっきり張り出し、サイドステップも一時のDTMマシンのようですね。
リアディフューザーも相当に大きく、同じGT3カテゴリに参戦する「ウラカンGT3」よりも過激なルックス、といえそうです。
ベントレー・コンチネンタルGTは大きく重量のある車ですが、エンジン変更とあわせてここまで軽量化出来るポテンシャルがあるというのは驚き。
その「重さ」の多くは快適性を実現するための遮音材や制振材に費やされているのではと思われますが、こういった「快適さに関する技術」についてもっと軽量化を行う見通しがたてば、サルーンにおいても相当に重量が軽くなることが予想でき、またスーパーカーの快適性も「重量増加を最小限に抑えて」向上させることができるかもしれませんね。