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オーストラリアの「高級車税」33%が撤廃の可能性。現在3000万円の車を買うと税金は709万円

2017/11/25

オーストラリアには悪名高い「高級車税」がある

オーストラリアには「高級車銭」なるものがありますが、これが近いうちに撤廃される可能性がある、とのこと。
これは欧州とのあらたな貿易協定によって廃止される見込みで、早ければ2019-2020年あたりになくなるだろう、とメルセデス・ベンツの重役が語ったようですね(おそらくメルセデス・ベンツは政府から何らかの情報を得たのかもしれない)。

高級車税課税でオーストラリアの高級車市場は大きく成長?

この高級車税(Luxury Car Tax)は文字通り高額な車に課されるもので、希望小売価格が65,094ドル以上、かつ100キロあたりの燃料消費が7リッター(リッター14キロ)を超える場合は、車両本体価格の「65,094ドル」超過分について33%の税金が課される、というもの。

たとえば65,094ドルを730万円だと換算した場合、800万円の車でリッター13キロであれば、800-730=70万円の33%、つまり23万円を税金として支払う必要があるということですね。
なお、仮に燃費基準をクリアしてい車両本体価格が75,526ドルを超えていれば、その超過分を税金として支払う必要があるとのことで、75,526ドル=約850万円を超える車はすべて課税対象となり、3000万円の車だとなんと「709万円も」税金を支払う計算に。

これが廃止となることで高級車を持つメーカーは大きく販売を伸ばすことになり、しかしこれは「イキナリ」廃止になるわけではなく、33%→22%→11%と言った感じで段階的に引き下げ、最終的に廃止という形をとる、と報じられています。

こういった「高級車に課税」される国としては中国が挙げられ(排気量に対しても課税される)、フランスも課税検討の方向。※中国は「関税(25%)」「付加価値税(17%)」「排気量にかかる税金(最大40%)」のトリプル課税となり、このためランボルギーニ・ウラカンは税金をプラスすると価格が5500万円くらいになる

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