| 記念碑的なモデルが大集合 |
さて前回はランボルギーニ大阪/神戸さんの新しいサービスファクトリーにて行われたパーティーの様子をお伝えしましたが、今回はそこで展示されていた車両について。
ミウラP400S、カウンタック25THアニバーサリー、ディアブロGT、ムルシエラゴ40THアニバーサリー、ムルシエラゴLP67-4スーパヴェローチェ、アヴェンタドールLP720-4 50° アニヴェルサリオ・ロードスターが展示されていますが、今回はミウラP400S、カウンタック25THアニバーサリー、ディアブロGTを画像にて紹介。
ランボルギーニの歴史を見てみよう
ランボルギーニ・ミウラP400S
1966年にマルチェロ・ガンディーニのデザインによって発表され、たちまち人気者となったミウラ。
V12をミドシップマウントした初の市販車だとされますが、ミウラP400Sは1968年に登場。
「S」は「Sprinto」を意味し、高性能バージョンだということをアピールしています。
パワーウインドウやエアコンがオプション設定されたことでも知られますね。
これも有名な「まつ毛」。
サイドステップは今見るとウラカンとの共通性が強く、ウラカン発表時に「ミウラのデザインが色濃く反映されている」と言われたこともわかります。
ウラカンについてはミウラだけではなく、「マルツァル」風のデザインも随所に見られ、クラシックモデルを見ることでこういった「オマージュ」を発見できるのは面白い、と思います。
ランボルギーニ・カウンタック25thアニバーサリー
1988年にカウンタック25周年を記念して発売され、657台が生産。
もともとカウンタックのデザインはベルトーネに在籍していたマルチェロ・ガンディーニですが(ボディサイドにはベルトーネのプレートがある)、25thアニバーサリーについて、そのスタイリングを担当したのはかのオラチオ・パガーニ(もちろんあのパガーニの創始者)。
パガーニ氏はランボルギーニでエンジニアとして働いており、カウンタック25thアニバーサリーにカーボンコンポジット素材を導入(これによって、ランボルギーニはかなり早い段階でカーボンを導入したメーカーとなる)。
その後、車体のより多くをカーボン化、フレームそのものもカーボン化すべく「カーボンを焼成する釜」を購入するようフェルッチョ・ランボルギーニへと進言した、とされていますね。
ただしフェルッチョ・ランボルギーニはこれを拒否し、オラチオ・パガーニは独自に会社(パガーニ)を興すことに。
なおランボルギーニはその後もカーボン素材の研究を続け、現在の「カーボンパーツ多用」や、アヴェンタドールの「カーボンモノコック採用」、ウラカンでも採用される「フォージドコンポジット」へと繋がるわけですね。
ランボルギーニ・ディアブロGT
レーシングカーを公道仕様へと80台限定でコンバートした車。
ディアブロは1990年に登場しており、アウディがランボルギーニを買収する前に発売された「最後のランボルギーニらしい」車としても知られます。
ドアミラーはこんな感じ。
かなり横長となっていますが、これは大きく張り出したリアフェンダー越しにも後方確認を行いやすくするためなのかもしれません(上の方にあるミウラのドアミラーと比較すると相当に大きくなっていることがわかる)。
カーボン製リアウイングの中央後端は「角度調整式」。
ルーフにはシュノーケルがあり、リアにウインドウはなく、後ろがほぼ見えないであろうことがわかります。
これがかの有名な「日産フェアレディZ(Z32)のヘッドライト」。
フロントフェンダーもワイドに。
他の画像はfacebookのアルバムへと保存しています。