| まさかの新ラゴンダが登場 |
アストンマーティンが「ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプト」を発表。
アストンマーティンCEO、アンディ・パーマー氏は「ジュネーブ・モーターショーにサプライズがある」と語っていたものの、”まさか”のラゴンダ登場、という結末に。
なお、アストンマーティンは「ラゴンダ」をゼロ・エミッション・ラグジュアリーブランドとして再ブランディングを行うようで、今回はその第一歩、という感じですね。
アストンマーティン「ジュネーブにはサプライズを用意。ブランニューモデルを発表する」
アストンマーティンはどうやらEVにも本気だ
室内にはステアリングホイールやペダルがあるので「完全自動運転」を目指したものではないようですが、物理スイッチがほとんどなく、基本的な操作は「タッチ」にて行う模様。
ただし将来的には「自律型自動運転」の装備も視野に入れているようで、ステアリングホイールは「自動運転時には格納できる」とのこと。
画像や動画を見る限りでは車体はEV専用の新設計となるようで、フロアにバッテリーを敷きつめ、その上は「フラット」に。
室内は広々としており、大人4名がくつろぐに十分なスペースを持っています。
ルーフの多くはガラスに覆われ、室内に使用される素材はシルクやウールなどの高級素材。
ドアは「観音開き」で、後部座席の上部は開閉式となり、これによって後部座席への乗り降りは「立ったまま」できるようになります。
まさにラウンジといった後部座席。
現在のところ、この新型ラゴンダの詳細は公開されておらず、わかっているのは「4WD」「現実的な使用方法で400キロの走行が可能」ということくらい。
アストンマーティンは2021年には市販したいと考えているようで、大きな期待がかかる車がここにまた一台登場したわけですね。
なお近代の「ラゴンダ」はアストンマーティンの高級ブランドとして展開され、中東や中国の富裕層向けに「アストンマーティンから招待」された人のみが購入できるという超エクスクルーシブな車。
その価格は1億円以上となり、そのために「大きな成功」は収められなかったようで、しかし今回はブランド価値を一変させて再チャレンジするということになります。
アストンマーティンはEVについても比較的積極的かつ関係が深く、「ラピード」もEVとなって新登場の予定(限定台数にて発売)。
加えてテスラ・ロードスターの対抗馬を検討していることも報じられ、ダイソンのEV参入についても「無理だろう」とコメント発したことも。
ダイソンの件については、アストンマーティンが真剣にEV開発に取り組んでいるからこそ「そのむずかしさ」がわかるからだとしており、「EVはそんな簡単に作れるものではない」という意図があるようですね。
そういったアストンマーティンだからこそ、今回のラゴンダについては「真実味」があるようにも感じられます。
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アストンマーティンがテスラ・ロードスターに対抗するスーパースポーツEV発売について語る
https://www.youtube.com/watch?v=Xlecp2MGbPY