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ポルシェが最初の市販車「356 No.1」をレプリカとして復元。第1号車はこんなクルマだった

2018/06/02

| ポルシェが”はじめてのポルシェ”のレプリカを製作 |

ポルシェは今年で「自動車メーカーとしての活動」70周年を迎えますが、70年前にはじめて製造した市販車が「モデル356 No.1ショーカー」。※356がはじめて「ポルシェ」の名を冠したクルマ
製作にかかった期間はおよそ2カ月で、オールアルミのボディを持つとされるものの、この車は現在「行方不明」であり詳細は不明。
その70年後にポルシェがポルシェ自らがその「第1号車」を製作し、今回の「70周年」にあわせて公開することとなっています。

6月から「ワールドツアー」に

このレプリカは当時の資料のみをもとに製作したことになりますが、そのほとんどがハンドメイドで製造され、こちらの製作に要したのは8カ月。
まずは1948年のデザインスケッチや画像をもとに3Dへとデータを起こし、そこから車体を製造することに。

ただ、レプリカ製造にあたっていくつかオリジナルから変更した点もあり、リアのボディライン、フロントのデザインなどが意図的に変えられているそう(後の量産型356や911のイメージに近づけるため?)。

完成したレプリカは70周年記念イベントに合わせ「ワールドツアー」へと旅立つそうですが、まずは70年前にポルシェが自動車メーカーとして認可を受けた6月8日にはポルシェ・ミュージアムでの式典に参加し、7月にはグッドウッド、9月にはカナダとアメリカを回る、とのこと。
現時点でアジアへやってくる予定はないようですが、ぜひ日本にもその姿を見せに来てほしいものですね。

↓こちらがオリジナル。レプリカは完全一致しているように見える

ポルシェ356はこんなクルマ

なおポルシェ356はポルシェ博士の息子である”フェリー”ポルシェによる設計。
開発は1938年にまでさかのぼることができ、フォルクスワーゲン・ビートルをベースとしたスポーツカーであったため、「ビタミン剤を飲みすぎたビートル」と表現されたことも。

今回の356 No.1はワンオフのスペースフレームにミッドエンジンというレイアウトですが、市販モデルは「リアエンジン」に。
生産は「レカロ(以前は車体の生産も請け負っていた)」に委託し、1950年に量産第1号車がラインオフしています。

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